これからネット銀行の口座を開設したい方、ATM手数料の負担を減らしたい方のために各ネット銀行の引き出し手数料や優遇サービスを比較し、まとめました。

最後まで読めば、自身のライフスタイルに合った銀行が見つかり、日々の出費の見直しにつながるでしょう。

ネット銀行には、基本的には店舗や自前のATMがありません。そのため現金を引き出す際はネット銀行が提携しているコンビニなどのATMを利用することになります。

多くのATMを持つ都市銀行と違い、提携のATMで現金を引き出す仕組みのため、基本的にはATMの引出手数料がかかってきます。

ただし、ネット銀行によっては、利用する時間帯や取引条件を満たすことで、ATM引出手数料が一部無料になったり、無料で取引できる回数が増えたりするサービスが用意されています。

では、どこのネット銀行の引出手数料がおトクで使いやすいのでしょうか?現金取引が多くATMをよく利用する方に役立つ情報をまとて紹介します。

目次

  1. 条件なしで「ATM引出手数料」がおトクなネット銀行は?
  2. 「優遇プログラム」でATMがおトクに利用できる銀行も
  3. メガバンクだとATM手数料を払いすぎているかも
  4. まとめ

条件なしで「ATM引出手数料」がおトクなネット銀行は?

主要ネット銀行などを対象に、ATM引出手数料の無料回数を比較しました。比較したのは、以下のネット銀行です。

  • 東京スター銀行
  • SBI新生銀行(ネットバンキング)
  • ソニー銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • GMOあおぞらネット銀行
  • auじぶん銀行
  • PayPay銀行
  • イオン銀行(ネットバンキング)
  • 楽天銀行

ATM引出手数料 無料回数比較

コンビニや銀行系のATMで、条件なしで誰でもATM引出手数料が無料になる回数をまとめました。

同じネット銀行でも、各行ごとに手数料の設定は大きく違っているので理解した上で選ぶことも重要になってきます。

銀行名条件なしでの無料回数有料の場合のATM引出手数料(税込)
東京スター銀行月8回実質無料
※翌月キャッシュバック
※自行ATMなら平日・土曜の一部時間帯無料
110円/220円
※曜日・時間帯により異なる
SBI新生銀行何回でも無料(2023/2/6〜2024/3/31まで)
月5回無料(2024/4/1〜)
110円
※提携ATMにより異なる
ソニー銀行月4回無料
※ATMでの引出、カードローンの借入を合わせた利用回数
110円
住信SBIネット銀行月2回無料
※入出金合算
110円
GMOあおぞらネット銀行月2回無料110円
auじぶん銀行月2回無料
110円
※ゆうちょATMは220円
PayPay銀行月1回無料
※3万円以上なら何度でも無料
165円
※ゆうちょATMは330円
イオン銀行なし
※イオンATMなら何度でも無料
※平日日中はみずほ、三菱UFJ、ゆうちょATMが無料
110円/220円
※提携ATMにより異なる
楽天銀行なし220円/275円
※提携ATMにより異なる

提携ATM(利用可能ATM)比較

コンビニやスーパー、駅などにもATMは設置されていますが、銀行ごとに提携ATM(利用可能ATM)は異なります。どの銀行がどのATMを利用できるのか、一覧にまとめました。

東京スター銀行

セブンイレブン8回※
ローソン8回※
ファミマ(E-net)8回※
ミニストップ(イオン)8回※
ビューアルッテ×
ゆうちょ8回※
銀行系8回※ (全都市銀行、地銀など)
備考※すべてのATMの合計利用回数

SBI新生銀行

セブンイレブン

何回でも※1

ローソン

何回でも※1

ファミマ(E-net)

何回でも※1

ミニストップ(イオン)

何回でも※1

ビューアルッテ

何回でも※1

ゆうちょ

0回

銀行系

0回(全都市銀行など)

備考

※1 すべてのATMの合計利用回数 何回でも(2023/2/6~2024/3/31まで)

月5回(2024/4/1~)

ソニー銀行

セブンイレブン月4回※
ローソン月4回※
ファミマ(E-net)月4回※
ミニストップ(イオン)月4回※
ビューアルッテ×
ゆうちょ月4回※
銀行系月4回※ (三菱UFJ銀行、三井住友銀行)
備考※すべてのATMの合計利用回数
※ATMでの引出、カードローンの借入を合わせた利用回数

住信SBIネット銀行

セブンイレブン月2回※
ローソン月2回※
ファミマ(E-net)月2回※
ミニストップ(イオン)月2回※
ビューアルッテ月2回※
ゆうちょ月2回※
銀行系×
備考※すべてのATMの合計利用回数

GMOあおぞらネット銀行

セブンイレブン月2回※
ローソン×
ファミマ(E-net)×
ミニストップ(イオン)月2回※
ビューアルッテ×
ゆうちょ月2回※
銀行系×
備考※すべてのATMの合計利用回数

auじぶん銀行

セブンイレブン月2回※
ローソン月2回※
ファミマ(E-net)月2回※
ミニストップ(イオン)×
ビューアルッテ×
ゆうちょ月2回※
銀行系月2回※(三菱UFJ銀行)
備考※すべてのATMの合計利用回数

PayPay銀行

セブンイレブン月1回※
ローソン月1回※
ファミマ(E-net)月1回※
ミニストップ(イオン)月1回※
ビューアルッテ×
ゆうちょ月1回※
銀行系月1回※
(三井住友銀行)
備考※すべてのATMの合計利用回数
※2回目以降は1回の出金金額が3万円以上なら何度でも無料

イオン銀行

セブンイレブン×
ローソン0回
ファミマ(E-net)0回
ミニストップ(イオン)何回でも (24時間365日)
ビューアルッテ0回
ゆうちょ何回でも※1
銀行系何回でも(三菱UFJ銀行・みずほ銀行)※2
※三井住友銀行、りそな銀行ATMも利用可能
備考※1 平日8:45~18:00、土曜9:00~14:00
※2 三菱UFJ銀行・みずほ銀行:平日8:45~18:00

楽天銀行

セブンイレブン0回
ローソン0回
ファミマ(E-net)0回
ミニストップ(イオン)0回
ビューアルッテ0回
ゆうちょ0回
銀行系0回 (三菱UFJ銀行、みずほ銀行)
備考

東京スター銀行は、提携ATMが月8回まで実質無料

手数料無料回数が最も多いのは東京スター銀行です。提携ATM(コンビニ・ゆうちょ・銀行系)で、合計月8回まで実質無料(ATM引出手数料は翌月キャッシュバック)で利用できます。

多くのコンビニや金融機関で、時間や曜日を気にせず、月8回も手数料無料でお金を引き出せるのは大きなメリット。東京スター銀行は、都市銀行のほか地方銀行や信用金庫など多くの金融機関のATMが利用できる点もポイントになります。

ただし、ATM引出手数料キャッシュバックの上限は「手数料が発生した月の預金平均残高の10%」となっています。残高が1万円を切るような場合には、手数料がキャッシュバックされない可能性もあるので残高の確認と注意が必要です。

3万円以上引き出すなら、PayPay銀行がいつでも手数料無料

1度に3万円以上引き出すなら、PayPay銀行もおトクです。

3万円以上という条件付きですが、24時間365日何回でも提携ATMが手数料無料で利用できます。ただし、3万円未満だと2回目以降は有料になりますのでご注意ください。

イオン銀行は、イオンATM限定でいつでも手数料無料

イオンやミニストップによく行く方なら、おトクに利用できるのがイオン銀行。イオン銀行のATMに限定されますが、24時間365日何回でも手数料無料で現金を引き出せます。

また、ゆうちょ銀行、銀行系ATMについては、曜日と時間制約はあるものの、平日日中であれば何回でも手数料無料で利用できます。

「優遇プログラム」でATMがおトクに利用できる銀行も

優遇プログラムで「ATM引出手数料の無料回数が増える」というサービスを用意している銀行もあります。(優遇プログラムとは、預金残高や銀行サービスの利用に応じて会員ランクが上がり、ランクに応じた特典がつくサービスです)

銀行名ATM引出手数料無料回数優遇条件の難易度(クリアしやすさ)優遇条件例
東京スター銀行優遇プログラムなし

SBI新生銀行-スタンダード:何回でも(2023/2/6〜2024/3/31まで)
月5回(2024/4/1〜)
他ステージ:何回でも
※セブン銀行ATM・イーネットATM・ローソン銀行ATM・イオン銀行ATM・ビューアルッテ・PatSat(パッとサッと)をご利用の場合

<シルバーの優遇獲得条件>
下記いずれか1つの条件に該当
-お預け入れ総資産の年間判定残高が100万円以上
-給与振り込みのご利用が1回以上
-口座自動引き落としのご利用が6回以上 など
ソニー銀行-ステージなし:月4回
-シルバー:月7回
-ゴールド:月15回
-プラチナ:何回でも
※Sony Bank WALLET なしの場合
<シルバーの優遇獲得条件>
下記のいずれかの条件に該当
-月末の総残高が300万円以上
-外貨預金の積立購入が月間合計額3万円以上
-投資信託 積み立てプランが月間合計額3万円以上
住信SBIネット銀行-ランク1:月2回
-ランク2:月5回
-ランク3:月10回
-ランク4:月20回
※入出金合算
<ランク2の優遇獲得条件>
-認証機能「スマート認証NEO」の登録
GMOあおぞらネット銀行-1テックま君:月2回
-2テックま君:月5回
-3テックま君:月7回
-4テックま君:月20回
<2テックま君の優遇獲得条件>
下記のいずれかの条件に該当
-外貨普通預金残高30万円以上
-Visaデビットご利用額30万円以上(判定対象期間の3ヶ月間の合計金額)
auじぶん銀行-レギュラー:月2回
-シルバー:月5回
-ゴールド:月10回
-プレミアム:月15回
<シルバーの優遇獲得条件>
下記のような2〜3つの条件に該当
-給与・賞与のお受取など入金の条件
-口座振替
-au PAY 残高へのチャージなどキャッシュレス決済の条件
-総資産残高50万円以上など残高の条件 など
PayPay銀行優遇プログラムなし
※前月の預金平均残高(円普通預金、円定期預金)が3,000万円以上の場合、回数・振込金額にかかわらず何回でも無料
※ゆうちょATMは3万円未満330円
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イオン銀行
ステージに関わらず、イオン銀行ATM引出手数料無料
ステージに応じて提携ATM引出手数料無料
-ブロンズ:月1回
-シルバー:月2回
-ゴールド:月3回
-プラチナ:月5回
<ゴールドステージの優遇獲得条件>
イオン銀行スコア100点以上
-インターネットバンキングのご登録:30点
-イオンカードセレクトのご契約:10点
イオンカードご利用代金のお引落し(10~100点)
-WAONのご利用金額(10~100点)
-WAONオートチャージのご利用(10点)など
楽天銀行-ベーシック:なし
-アドバンスト:月1回
-プレミアム:月2回
-VIP:月5回
-スーパーVIP:月7回
<VIPの優遇獲得条件>
下記いずれかの条件に該当
-毎月25日終了時点のお預かり資産残高100万円以上
-月のお取引件数20件以上(他行口座からの振込/ATM取引/給与・年金の受取/他)

住信SBIネット銀行なら認証機能「スマート認証NEO」の登録で月5回無料に

優遇プログラムのランクアップ条件が難しくない銀行は、住信SBIネット銀行「認証機能『スマート認証NEO』の登録」利用です。

主要コンビニとゆうちょ銀行のATMが利用できますので、月数回程度の利用であれば手数料無料の範囲で収まるでしょう。

住信SBIネット銀行について詳しくは、下記の記事をご覧ください。

>>住信SBIネット銀行のメリットは?手数料無料や自動入金などサービス充実

メガバンクだとATM手数料を払いすぎているかも

ネット銀行と比べ、自行ATMを持つ、メガバンクのATM引出手数料はどのくらいかかるのでしょうか。

三菱UFJ銀行の場合、引出手数料無料で利用できるのは、自行ATMの平日・土日の日中(8:45〜21:00)のみ。

自行ATMでも、夜間・早朝はATM引出手数料が110円かかり、提携のコンビニATMとなると、平日日中は220円、平日夜間や土日は330円かかります(いずれも税込/セブンイレブン・ローソンの場合)。

毎月25日と月末日の日中(8:45〜21:00)だけはコンビニATM手数料が無料ですが、ATMの利用は夜間が多かったり、生活圏にそのメガバンクのATMがないといった場合には、毎月手数料がかさみます。

例えば、メガバンクで、コンビニATMを土日に月3回利用すると、330円×3回=990円の手数料がかかります。1年間だと、11,880円と少なくない出費となります。

ネット銀行なら、これがすべて無料で利用できる場合があり、無駄な手数料を払わずに済むわけです。

このように必要なタイミングで都度近くにあるATMを利用しがちな方は、思いのほかATMの引出手数料を多く支払っている場合があるかもしれません。

メガバンク利用者はそのATM手数料を今一度確認、ATMの利用方法や頻度、場合によってはネット銀行の活用も含めて見直してみるのもよさそうです。

メガバンクの手数料ページへのリンク

>>三菱UFJ銀行

>>みずほ銀行

>>りそな銀行

>>三井住友銀行

まとめ

同じコンビニATMからお金を下ろすのでも、利用する銀行によって手数料の有無には違いがあります。

利用しやすいATMの場所(コンビニ、銀行)や利用回数から、あなたにとってどの銀行がおトクか、ぜひ検討してみてください。

ATM引出手数料がおトクな銀行

ATM引出手数料で選ぶなら、東京スター銀行やSBI新生銀行がおすすめです。両行とも、他行振込手数料もおトクですよ。

>>東京スター銀行

>>SBI新生銀行

手数料についてはこちらの情報も参考にしてください

>>振込手数料のネット銀行・メガバンク比較 無料で他行振込できる銀行は?

>>ネット銀行のポイントプログラム比較 ネット銀行でポイントを貯めよう

各社ATM引出手数料ページへのリンク

>>ソニー銀行

>>住信SBIネット銀行

>>auじぶん銀行

>>楽天銀行

>>SBI新生銀行

>>PayPay銀行

>>GMOあおぞらネット銀行

>>イオン銀行

2023年2月2日現在の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。

*本記事は、Fin/d(ファインド)より提供のコンテンツを加筆変更して掲載しています