気になる部分、ありました。
これまでずっとiPhoneをメインに使ってきた筆者がGalaxy Z Fold 4で折りたたみスマホに初めて触れたのは昨年の10月のこと。そこから約3カ月の間、実際に使ってみました。
この記事では、折りたたみスマホのここがちょっと微妙かも、気になったかもと感じた部分について述べたいと思います。
片手で開けない

こちらは微妙というよりは、個人的にずっと慣れないことなのですが、Galaxy Z Fold4を開くときにどうしても緊張感があります。
Galaxy Z Fold4を片手で開くのは不可能に近く、両手でしっかりデバイスの両端を持って少し力を入れて開ける必要がありました。
約25万円もする高級スマホなだけに、画面を開いて壊した、なんて事態は絶対に避けたい…。そういう緊張感が未だに消えません。
ズボンのポケットに入れるのはかなり厳しい

筆者は基本スマートフォンはズボンのポケットに入れて持ち運ぶ派なのですが、少なくともGalaxy Z Fold4に関してはそれは厳しいことがよくわかりました。
その原因は本体の分厚さです。Galaxy Z Fold 4は折りたたんだときの厚さが最大15.8mm。筆者が普段使用しているiPhone 13 Proの厚さは7.65mmです。
約2倍の分厚さを実感できたのは、ズボンのポケットに入れたときでした。
映画やドラマ視聴時に「上下の黒帯」が気になる

Galaxy Z Fold4は画面を開いたときのディスプレイサイズが約7.6インチと大画面なのが魅力的で、折りたたみスマホの強みの1つであることはよくわかります。
ただ、NetflixやYouTubeなどのコンテンツ視聴時には(アスペクト比の関係で)上下の黒帯が目立ちました。
画像のように映像をズームさせれば、上下の黒帯は消えますが、個人的にこれはできれば避けたい...。
ちなみに、Galaxy Z Fold4の形がIMAXスクリーンのアスペクト比に近いような感じがしたので、Disney +のIMAX Enhancedに対応したコンテンツを試しに視聴してみたのですが、結果はやはり上下の黒帯が表示されました。
「折り目」が気になってしまう…

Galaxy Z Fold4の折り目ですが、表示するコンテンツと端末を見る角度によっては目立つシーンがいくつかありました。
個人的にはネットサーフィンをする場面でかなり気になったので、次期モデルでは折り目部分がさらに目立たない仕様になったら嬉しいな、と感じました。
買うにはまだ勇気がいる価格

Galaxy Z Fold 4ですが、ドコモオンラインショップで一括購入した場合の本体価格は24万9,700円。下手するとハイスペックなパソコンが買えてしまう値段なわけですが、個人的にはまだ折りたたみスマホをフル活用できる自信がないので、しばらくの間はスマートフォンとタブレットの2台持ちスタイルで十分に感じました。
折りたたみスマホは今後、GoogleやAppleといった企業も数年以内に出すのでは? という噂があるだけに期待したいところですが、自分の場合はもう少し様子見で良いかな、と思います。
執筆: はらいさん
ギズモード・ジャパンより転載(2023.1.25公開記事)