「クイックルック」は、Macの最高の機能の1つです。
クイックルックを使えば、ファイルを選択してスペースバーを押すだけで、画像のプレビューや特定のファイルの文章を見ることができたり、ファイルサイズなどの情報をチェックできたりします。
ファイルを開かずにプレビューをするために、この機能を毎日利用している人は多いでしょう。プラグインをインストールすると、クイックルックはさらに便利になります。
今日のワークハック:Macのプラグイン追加でクイックルックを使いこなす
1. 圧縮ファイルの中身を表示
「BetterZipQL」は、さまざまなフォーマットの圧縮ファイル(zip、rar、7z)の中身を、普通のファイルと同じように簡単に表示することができます。
このアプリをインストールしたら、設定ページに行き、「Quick Look」のタブを選びましょう。アプリを最大限に活用するには、ここのすべてのオプションを有効にしましょう。
2. インストールして良いファイルかをチェック
「Zoom」など、macOSのインストーラーのパッケージファイル(.pkg)があるアプリがあります。
「Suspicious Package」は、パッケージファイルを開かずに、中身の安全性を確認できるアプリです。インストールすれば、その機能が自動的にクイックルックに追加されます。
Macにある「.pkg」ファイルを選択して、スペースバーを押すと、そのファイルの中身をAppleが承認しているかどうかや、開発者の情報などを、アプリが教えてくれます。
また、「Suspicious Package」でディスクイメージファイル(.dmg)の中身を見られますが、クイックルックのプラグインではできません。
3. 電子書籍のプレビュー
Spotlightの「epub-quicklook」というプラグインをクイックルックにインストールすると、電子書籍を読みはじめる前にプレビューを見ることができます。
GitHubのページの手順にしたがってインストールすると簡単ですが、最初はmacOSがこのプラグインをブロックするかもしれません。
「システム環境設定」>「セキュリティとプライバシー」に行き、手動でプラグインを実行すると、この問題を回避できますよ。インストールが完了したら、スペースバーを押し、MacにあるEPUBファイルの表紙や本の説明のプレビューを見ることができます。
4. Torrentファイルの中身を表示
macOSは、デフォルトではTorrentファイルの中身を表示できません。通常、「Transmission」などのTorrentクライアントにTorrentファイルを追加して、アプリを使ってファイルのすべてのリストを表示します。
「BitTorrent QuickLook Generator」を使えば、この手順を飛ばして、1つのキーを押すだけで、Torrentファイルの中身をすべて表示できます。
「BitTorrent QuickLook Generator」をインストールしたら、Torrentファイルを選択して、スペースバーを押しましょう。すると、ファイルのすべてのリストが表示されます。
ただし、これは重複をチェックするのに便利なだけで、ファイルの安全性を確認する方法ではないことに注意してください。
誰でも簡単にTorrentファイル内のファイル名を変更して、マルウェアを隠せるので、確実に信頼できるソースからのみダウンロードしましょう。
5. 動画ファイルのサムネイルをわかりやすく
macOSは、「.mkv」などの動画ファイルのフォーマットに、わかりやすいサムネイルを付けていません。「QLVideo」をインストールすると、この問題が解消されます。
アプリをインストールして起動したら、アプリ内の「Refresh」ボタンをクリックしてください。それから、サムネイルの付いていない動画ファイル(mkv、avi、webmなど)を選択し、スペースバーを押しましょう。
すると、動画ファイルの複数のスクリーンショットが表示されるので、動画の品質を簡単にチェックできるのです。また、開いたファイルには、デフォルトのビデオプレイヤーのアイコンではなく、便利なサムネイルが付いてきます。
クイックルックの幅を広げよう
クイックルックに対応していないファイルの中身を確認するのは面倒です。今回ご紹介したプラグインで、いつもはクイックルックができなかったものを見られるようになります。
ぜひ日々のワークに役立ててみてくださいね。
連載「今日のワークハック」では、仕事が速く効率的にこなせる!ツール・アプリ・OSのショートカットや使い方、アイデアをお届けします。
Source: MacItBetter, Mothers Ruin Software, GitHub(1,2), Technororank