iPhoneで四六時中「メモ」アプリを使っている人もいるでしょう。何か思い浮かんだ時に、サッとメモする一番簡単な方法です。
実際、本当にシンプルなので、表面的な機能だけを使って終わりという人も多いようですが、実は色々なことができるって知っていましたか?
近年、Appleが「メモ」アプリに追加した多くの新機能を、知らない人もいるかもしれません。今回はその中からおすすめの9つの新機能をご紹介しましょう。
今日のワークハック:「メモ」アプリの新機能を使いこなす
目次
コントロールセンターにクイックメモを追加

クイックメモは、「メモ」アプリを開かずにメモができるすばらしい機能です。Safariで何かいいものを見つけたり、友だちとチャットしている時に何か思いついたりした時にクイックノートを使えば、その時使っているアプリを離れずに入力することができます。
「設定」>「コントロールセンター」で「クイックメモ」を有効にしましょう。これで、コントロールセンターを開いて、クイックメモのボタンをタップすれば、その時開いているアプリの上に新規メモが開き、簡単にメモをすることが可能に。
メモをし終わったら、使っているアプリに戻れます。
物理的な書類からテキストをスキャン

「メモ」アプリは、「カメラ」アプリ以上にテキスト認識表示機能が優れています。
使用するには、まず新規メモを開き、カメラボタンをタップして、「テキストをスキャン」を選んでください。カメラをスキャンしたい文字に向けると、iPhoneがすぐにスキャンして、メモにそのテキストをプレビューとして追加します。
「入力」をタップすると、あっという間に印刷物などの文章がテキストとしてメモに挿入されますよ。
「メモ」アプリを共有のToDoアプリにする

「メモ」アプリはGoogle ドキュメントではありませんが、コラボレーション機能があり、強力な共有のToDoリストアプリとして使うことができます。
メモを共有したあと、「共同制作」のオプションを選び、「メッセージ」やその他のアプリで招待状を送信してください。承認されると、参加依頼されたすべての人が、メモにテキストを追加したり、削除したりすることができます。
フォルダ全体を共有する

学校や仕事のプロジェクトの作業を「メモ」アプリでしている場合、複数のメモが入っているフォルダを丸ごと共有することができます(別のメモへのアクセス権を簡単に取り消すこともできます)。
「メモ」アプリのフォルダに行き、メニューボタンをタップして、「フォルダを共有」を選んでください。招待が承認されると、さまざまなユーザーにタグ付けをしたり、編集でコメントしたりすることができます。
タグで大量のメモを管理

現実を直視しましょう。何年も溜め込んだ大量のメモを、じっくりと吟味して削除する必要はありません。それよりも、タグを使ってメモを管理するほうが簡単ですよ。
ハッシュタグを入力して、どこからでもタグを作成することができるんです。ハッシュタグが黄色になったら、もう大丈夫。そのあとフォルダのセクションに行き、下にスワイプダウンすると、すべてのタグが表示されます。
もっと詳しく知りたい人は、タグを使ってメモを管理するガイド記事をチェックしてみてください。
スマートフォルダを使ってメモの整理を自動化

タグが好きではない人は、スマートフォルダを使って、フィルターでメモを自動的に整理しましょう。
メモの作成日、最後に編集した日、ピン留めされているメモ、タグの付け方など、さまざまなパラメーターをもとにスマートフォルダを作成できます。また、1つのフォルダに複数のフィルターを適用することもできますよ。
フォルダの画面に行き、「新規フォルダ」をタップして、「スマートフォルダに変換」を選びましょう。
メモをPDFで保存

これは知られざる機能の中でも、知る人ぞ知る機能です。メモからPDFファイルを作成したい場合、サードパーティーのアプリを使う必要はありません。代わりにこの方法を使ってください。
まず「共有」ボタンをタップし、「共同制作」のところを「コピーを送信」に切り替えます。それから「マークアップ」をタップして、メモをPDFのプレビューとして開いてください。
「完了」をタップして、「ファイルを保存」を選ぶと、メモがPDFファイルとして保存されます。
線を追加したり、絵や文字を書く

「メモ」アプリの描画機能は、iPadとApple Pencilに限ったものではありません。iPhoneでも、指だけで誰でも描くことができます。線や絵などを描いてみたい人は、「メニュー」>「罫線と方眼」で背景を追加するのがおすすめです。
それから、ペンのアイコンをタップして、画面に何でも描いてみましょう。
デバイスのパスコードを使ってメモをロック

以前から、メモをロックすることはできていましたが、iOS 16では、デバイスのパスコードを使ってメモをロックすることができるようになりました。独自のパスワードが1つ減るということは、覚えておくパスワードが1つ減るということですね。
メモが開けなくならないように、「設定」>「メモ」>「パスワード」>「デバイスのパスコードを使用」に切り替えましょう。
iPhoneがiOS 16で、MacがmacOS Venturaの場合は、このオプションに切り替えるのが非常におすすめです。
iPhoneを最高のメモツールに
日々のToDoリストや、仕事の内容、パッと思い浮かんだアイデアなど、内容は違えどメモを活用している人は少なくないはずです。
今回ご紹介した新機能の数々、皆さんの目に止まったものもあったのではないでしょうか。
さっとメモするだけではもったいないです。せっかくなら便利ツールとして活用していきましょう。
連載「今日のワークハック」では、仕事が速く効率的にこなせる!ツール・アプリ・OSのショートカットや使い方、アイデアをお届けします