バークシャー・ハサウェイのCEO兼会長であるウォーレン・バフェットの一番優れた点のひとつは、自分の言葉を忠実に守ることです。変化と不確実性の時代かつ経済不況の中にあっても、一般の人たちに向けたバフェットのアドバイスは一貫しています。

去年行なわれた同社の年次株主総会で、ある株主がバフェットにインフレ期の投資対象に関してアドバイスを求めました。

「最善の策は、何かに並外れて秀でることだ」とバフェットは語りました。さらに、「どんな能力を持っていたとしても、誰にもそれを奪うことはできない。

実際、能力はインフレでなくなることもない。ずば抜けて一番良い投資は、自分自身を成長させるものへの投資であり、それには課税もまったくされない」と話しました。

自分自身への投資が一番

これは、消費者物価が下がり購買力が高まるデフレ時代にバフェットがしてきたこれまでのアドバイスと一貫しています。

バフェットの信奉者ならすでにわかっている通り、投資するということは、お金に関する選択を行なうというだけではありません。「自分自身に投資することが最善の策だ」と、バフェットは別のインタビューで答えました。

自分の才能を向上させるものなら何でもいい。

バフェットの助言で重要な点は、自分にとって役に立たない分野や興味でスキルや才能を伸ばそうとしない、ということです。

以前バフェットが言及しことがあるように、並外れた結果を出すためには並外れた努力をする必要はありません。普通のこと、毎日のことで並外れて良い結果を出すことが必要なのです。

私たちの多くは、壮大なアイデアを追い求め、ありもしない限りない時間と資金を見返りのない努力に費やしています。バフェットにとっては、真の成功とは、長期的な成果への道を切り開く、日々の地道かつ継続的な行動に集中することで得られるものなのです

得意なことに集中する

また、バフェットは、一攫千金を狙って激しい出世競争に加わるのではなく、どんな価値ある目標を追い求めるべきかを知っていなければならない、と警鐘を鳴らしています。「自分を活かせること、自分が貢献できることを見極めることだ」とバフェットは株主に語りました。

私は、ヘビー級のボクサーになるために1万時間を費やすこともできただろう。ただし、1万時間かけてもあまり良い成績は出せなかったと思う。自分が本当に好きなこと、得意なこと、社会に役立つことを見つけることだ。

最後に、手を出さないほうが良い投資先があるとすれば暗号通貨だとバフェットは言います。「来年、あるいは5年、10年後に上がるのか下がるのか、私にはわからない。

しかし、まず間違いないことは、暗号通貨は何も生み出さない、ということだ」とバフェットは年次株主総会で話しました。

暗号通貨には魔法がかかっている。人はこれまでたくさんのものに魔法をかけてきた。

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