オフィスに通勤していた人たちが、パンデミックが終息するまで在宅勤務を推奨されるようになってからほぼ1年が経ちました。
最初に言っておくべきことは、在宅勤務できること自体が大きな特権だということです。どれだけ多くのエッセンシャルワーカーが引き続き毎日通勤して一般の人々と接していることか。彼らに在宅勤務の選択肢はありません。
しかし、在宅勤務をする人も、日中は仕事以外のこともいろいろ発生するので、なかなか仕事に集中できなくて苦労しているかもしれません。あるいは、以前は仕事が楽しかったのに、今は退屈でたまらないと感じているかもしれません。
特に、オフィスに出勤していた頃は、同僚とこっそりおしゃべりすることが何より楽しかった人の場合はそうなる傾向があるかもしれません。
いずれにしろ、ホームオフィスを少しだけでも快適にする方法をご提案します。それは、木目調インテリアを少し取り入れてみることです。
木目調インテリアを取り入れるメリット
パンデミックの最中に都会や郊外を脱出して、森の中の趣のある小さな一軒家に引っ越したいと一度は思ったことがあるはずです。
これを実現できる幸運な人は多くありません。しかし、森を彷彿とさせる木目調インテリアをホームオフィスに取り入れることなら誰にでもできます。
オフィスに木目調インテリアを取り入れることの効果について、2018年にオーストラリアで調査が行われました。
先にお伝えしておくと、これはいかなる種類の科学的研究でもありません。
この調査の結果、「ナチュラルな趣のある木目調の机、テーブル、ドア、梁、パネルなどのアイテム」が視界に入る環境で仕事をした人たちは、仕事中の快適性と満足感をより強く感じられたと発言していることがわかりました。
ナチュラルな趣の木目調のアイテムが空間に占める割合が増えるにつれて、ワークライフと物理的な仕事場の両方に対する満足度が着実に高まります。
自然を彷彿とさせる木目調のアイテムがスペースを占める割合が20%未満の仕事場で仕事をする人たちは、木目調のアイテムがスペースを占める割合がもっと高い仕事場で働く人より、ワークライフと物理的な仕事場の両方に対する満足度がはるかに低くなります。
その上、木材の露出度が高い場所で仕事をした被験者は、個人の生産性、集中力、総合的な気分に関しても高得点を出していることがわかりました。
では、ホームオフィスに木目調インテリアをいくつか置けば、仕事中により快適に過ごせるのでしょうか。それはやってみて判断してください。
TreehuggerのLloyd Alter氏は、この調査に関して次のように述べています。
デスクトップとドアのフレームを木目調仕上げに変えるだけで、これほど大きな違いが出る可能性があるという考えは驚くべきものです。
しかし同時に、Alter氏は次の指摘もしています。
この調査は、人々が木材を好み、木目調のものがあるスペースで仕事をするとパフォーマンスが向上すると考えていることを示しており、木造建築のメリットは、単に二酸化炭素排出量を減らすことだけではないことを示しています。
とうわけで、木製の(あるいは木目調の)オフィスアクセサリを選ぶとき、ここでご紹介した調査結果が参考になれば幸いです。
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Image: Tr1sha/Shutterstock.com
Source: Pollinate, Treehugger
Elizabeth Yuko – Lifehacker US[原文]