あなたはしゃべりすぎ? トーカホリック度をチェックする自己診断テスト
Lyons氏は、リサーチを通じてトーカホリックの度合いを調べる自己診断テストがあることを知ります。
研究者のVirginia・P・Richmond氏とJames McCroskey氏によるこのテストをLyons氏がやってみたところ、トーカホリックレベル最高の50点でした。
「もしかしたら自分もトーカホリックかも?」「多分違うとは思うけど、ちょっと気になる」と感じる人もいるはず。
そこで、この「トーカホリックスケール」を紹介します。
設問は全部で16問。似ている文があっても気にしなくてOKです。
以下のスケールを使用して、各文が自分にどのくらい当てはまるか、評価してみてください。
回答用スケール
- まったくそう思わない=1
- そう思わない=2
- どちらでもない=3
- そう思う=4
- 非常にそう思う=5
設問
1. 話すべきときに黙っていることが多い。
2. 必要以上に話すことが時々ある。
3. 黙っているべきだとわかっている時にしばしば話す。
4. 話すのが自分のメリットになるとわかっているのに、黙っていることが時々ある。
5. 私は「トーカホリック(衝動的に話す人)」だ。
6. やむを得ず黙っているべきだと感じることが時々ある。
7. 一般的に必要以上に話す。
8. 私は衝動的な話し手だ。
9. 話をする人ではない。コミュニケーションの状況で話すことはめったにない。
10. かなりの数の人たちから話しすぎだと言われたことがある。
11. 話しすぎを止めることができない。
12. 一般的に必要以上に話さない。
13. 私は「トーカホリック」ではない。
14. 黙っていたほうが自分に有利だとわかっていても話すことが時々ある。
15. 必要以上に話さないことが時々ある。
16. 私は衝動的な話し手ではない。
採点方法
トーカホリックスケールの点数は、次の手順で計算します。
手順1:設問2、3、5、7、8、10、11、14のスコアを足します。
手順2:設問13と16のスコアを足します。
手順3:次の式を使って計算します。
[12 +(手順1の合計点) - (手順2の合計点)=総合スコア]
※文章1、4、6、9、12、15はフィラーの質問で、考慮されない。
スコアの範囲は10〜50で、大部分の人は30以下だそうです(筆者もそうでした)。
30〜39がトーカホリックのボーダーラインで、多くの状況では話をコントロールできるが、時々つい口走ってしまうタイプ。40以上がトーカホリックに該当します。
こちらの記事(英文)の中ほどでは、自動でスコアを計算してくれるので、そちらからも試してみてください。
さて、最高点の50点だったLyons氏はお墨付きのトーカホリックですが、沈黙の重要性を理解していないわけではありません。
同氏は、多く話す人は他人の注目を集めて成功者と思われることもあるが、実際には世界的成功者はその真逆で、沈黙を取り入れる人も多いようだと同記事内で述べています。
後編では、彼らが意識的に実践している沈黙の習慣の例を紹介。沈黙がもたらす効果と、円滑なコミュニケーションのためのヒントをお届けします。
▼後編はこちら
Source: Time(1, 2), James McCroskey