貯金ができる人間になりたいなら、リスの思考をマネしましょう。そう、冬眠に向けてエサを蓄えるリスのように、経済的な冬に向けてお金を貯めこむのです。
リスから学べるお金のレッスンはそれだけではありません。リスはすべてのエサを一カ所に蓄えるようなことはしないのです。
貯蓄が貯蓄を呼ぶ
金銭的なリスになるという考え方は、結論2つのポイントに辿りつきます。
- 一カ所に貯めこむリスクの最小化
- 複数の口座を持つメリットの最大化
特に、長期的な運用に興味がない人は、ぱっと見の残高を少なくして自分を騙すことが有効です。
個人的には、貯蓄を自分の目に見えるところから「隠す」ようなものと考えています。そのためのてっとり早い方法は、貯金口座を新たにつくり、(どうしても使わなければならない時まで)その存在を忘れてしまうことです。
目標に向けてお金を貯める
リスの考え方は、さまざまな貯金の目標の可視化にも効果を発揮します。具体的には、貯金の目的によって口座を使い分けるのです。
今でも非常用の口座や年金用口座はお持ちかもしれませんが、それに加えて、たとえば家賃バックアップ用の口座、車を買い替えるための口座などを新設すると良いでしょう。
口座を分けておくことで、それぞれの目標に向けた進捗が確認しやすくなります。高利回りの口座をつくる方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
投資より貯蓄を優先する理由はたくさんありますが、特にお金の短期的な目標がある時はそうすべきです。貯蓄の確保が苦手な人は、大事な木の実を保存するリスに倣い、貯蓄を複数の場所に「隠す」のがいいでしょう。