真冬並みの寒気が入り、冬将軍が到来。筆者が住む青森も、雪が積もりました。遅まきながら冬支度をしていますが、忘れてはならないのはスマホの防寒対策です。
大概のスマホの適正使用温度は5度から35度。周囲温度がこの範囲を逸脱するとトラブルの原因になります。
冬の寒さでバッテリー切れは早くなる
冬に気をつけたいのは、外での持ち歩き。内蔵リチウムイオン電池はその特性上、低い気温だと消耗が早まるのです。そのため、いつもより早いバッテリー切れに悩まされることになります。
ある実験では、室温25度で動画を再生し続けて6時間近くもったバッテリーが、0度では約4時間しかもちませんでした。真冬の美瑛のレベル(-20度)だと、さらに縮まって2時間半。これではかなり不便ですよね。
だからといって、カイロを抱き合わせて保温すると、今度は高熱になって故障する恐れがあります。
無難な対策としては、肌に近い衣類のポケットに入れ、体温で温めておくことでしょう。ただ難点なのは、厚着しているので、いちいち取り出すのが面倒なことです…。
ダウンで寒さをシャットアウト
そうした問題を解決したのが、THOQ(ソック)の『スマホダウン』です。

これを一言で説明するなら、スマホ専用のダウンジャケット。ナイロン生地の内部には、防寒効果の高い鳥の羽毛が入っています(90%ダックダウン、10%フェザー)。
色は、写真のペトロリウム・ブルー以外に暖色系、黒系をふくめて全16色展開、いずれも価格は3278円です。
使い方は外出時にスマホを中に入れ、きんちゃくの口を閉めるだけ。鍵などの小物が入るインナーポケット付きなので、さっと取り出したいものは、ここに入れるといいでしょう。

極寒の冬山登山はともかく、普通の街歩きやキャンプであれば、付属のカラビナでバックバックなどにつり下げておいて全然平気だそうです。
試しに、雪が積もった広場(気温3度)で40分程そのままにしていたところ、内部温度は12.8度に保たれていました。

そのあと少しずつ温度は低下しましたが、保温性は抜群と評価できます。個人的には、きんちゃくの口をクリップで挟んでおき、外気との接触を極力絶って常用しています。
THOQはノルウェーのブランドで、本製品は諸外国で大ヒットしたのち、日本に上陸。日本では、「注文殺到」で追加生産するほどの人気だそうです。
冬の戸外での活動が多い方におすすめしたいです。Amazon、楽天などで購入できます。
Source: Amazon.co.jp, KDDI (1, 2)