仕事に行き詰まり、そこから抜け出すためのスキルも身につけられないような職場にいる時はどうしますか?
「Human Resource」がお答えします。
仕事や職場で行き詰まったらどうする?
Human Resource様
私はレベルの低い事務職をしています。
それで生活費が払えるからいいのですが、新しいスキルを学んだり、履歴書に書けるような大きな成果をあげたりすることはありません。
私の職位に就いている人は、ほとんどが退職までこの仕事に励もうとしている中高年です。
どうすればここから抜け出せるでしょうか?
選択肢は2つあります。そして私だったら、どちらも一緒に選びます。
1つ目は、現在の仕事で身につけられるスキルが何かを真剣に調べます。
2つ目は、今と同じレベルの仕事でも、もっと進歩したり昇進したりする機会を与えてくれる、他の仕事を探します。
まずやれることはなんでしょう。まとめてみました。
1. スキルアップする
思いやりのある上司があなたのことを引き上げ、あなたのキャリアのあるべき姿を決めてくれて、そこに到達するのに必要な勉強や経験をすべて準備してくれるのを待っているのであれば、おそらく待ちくたびれるでしょう。
あなたが何かを到達するためのスキルを獲得することに対して、主導権を握らなければならない、そのことを心底気にかけなければならない人は、ほかの誰でもない「あなた」です!
別の「Human Resource」の記事のコメント欄で、ほかの読者が、もしより責任のある仕事を頼まれるだろうかと疑問に思っていましたが、「さらに仕事を引き受けることはできますが、責任が増えたとしても、必ずしも重要な責任とは限らない」と答えていました。
「より多くの仕事」を頼まれたからと言って、それが素晴らしい仕事とは限らないというのには、多いに同意です。
一般的な管理職は、解決しなければならない問題に対処することほど、あなたの個人的な成長には興味がない場合が多いです。ですから、戦略的に利己的に行きましょう。
2. Be Creative!
自分は何をやりたいのか、何を学ばなければならないのか、現在の状況を考えます。
自分の求めるものやスキルの助けとなる、入れそうなプロジェクトはありますか?
興味のあるスキルを身に着けている上司、同僚、仲間など具体的に誰かいますか?
何でもいいのでその人と一緒に働くことはできますか?
クリエイティブに考えてください。履歴書の経歴の欄を想像して、そこの空白を埋めることに囚われないでください。
尊敬する人と一緒に働けるよう努力し、自分が求めているものが何かわからなくても、スキルを身につけることに対してオープンでいましょう。
あとでメリットがあるかもしれない人間関係も築きましょう。
3. 次の手を考える
その間に、外の世界も見てみましょう。すぐに進歩できるかどうか悩まず、今の仕事と似ているものでもいいです。
身につけられるスキルや、出世できる可能性があるなど、今の仕事よりもいいものを今後、提供してくれそうな仕事に注目します。
次の仕事を探している間も、無益に過ごす必要はありません。
今すぐ身につけられる関連スキルにはどんなものがあるかを考え、クラスやオンラインのプログラムを受けたり、ボランティアの仕事をしたりしましょう。
もう一度言いますが、戦略的に考えてください。
何を達成したいのか、具体的に身につけたいスキルや、身につけるのに一番いい方法について考えます。100%確実でなくてもいいのです。
自分で実験し、自分のことに興味を持ち、そのなかで自分について知りましょう。
4. どちらもやる
一度に2つの戦略をやろうとするのはどうかという議論もありますが、ある意味この2つは互いに補強し合っています。
一番大事なのは、仕事に耐えられなくなって逃げ出したくなる前に、常に先手を打って行動することです。
ですから、社内でも、社外でも、今すぐできることはないか調べてみましょう。
──2019年4月15日公開記事を再編集して再掲しています。
訳: 的野裕子