私は、時間の使い方がうまくありません。
朝起きるとまずその日のToDoを確認するのですが、夜になっても終わっていないことがあり、仕事が深夜にもつれ込むことも…。
一方で、世の中には同じ24時間を生きているのに、何倍もプロダクティブ(生産的)な人がいます。
よく、睡眠時間を削って勉強しているなどと聞きますが、年齢を重ねると体力が持たないので、規則正しい生活を維持しつつ生産性を高めるのが理想です。
となると、考え方を根本から改める必要があります。
そこで、私が人生をかけて愛してきた俳優・実業家・元政治家であるアーノルド・シュワルツェネッガー氏の時間の捉え方を参考にすることにしました。
1日をブレークダウンしてみる
アーノルド・シュワルツェネッガー氏はこう言います。
24時間のうち、人は6~8時間寝る。
6時間寝るとすると、残された時間は18時間だ。
そのうち、10時間働くとする。すると、8時間が残る。
通勤に往復で2時間かかると計算すると、残った時間は6時間だ。
その6時間で人とおしゃべりしたり、ご飯を食べたりしている。
この6時間をどう使うか、それをよく考えるのだ。
2018年のTEDトークより
私たちが自由に使える時間はたったの6時間。この時間に、家族とのコミュニケーションや家事などが入ってくるわけなので、実質2〜3時間と考えるのが妥当かもしれません。
どうにかして捻出した2〜3時間を、どう使うか。それは自分次第です。
シュワルツェネッガー氏は英語すら満足に話せなかった
アーノルド・シュワルツェネッガー氏は、非常に向上心が高く、野心家で知られています。
1968年、オーストリア出身のシュワルツェネッガー氏は、21歳でロサンゼルスに降り立ちました。当時は英語を流暢に話すことすらできませんでした。
しかし、1日5時間、毎日欠かさずトレーニングをして鍛えた体ひとつで「ハリウッドの頂点を目指す」という明確なゴールを定め、次のようなことに時間を使いました。
ジムのトレーニングは5時間。
カレッジでの授業。
工事現場で仕事(ボディビルディングはお金にならないので、バイトが必須)。
週4回は夜8時から深夜12時まで大学で演劇と発音矯正クラスに出席。
2018年のTEDトークより
彼は、ハリウッドスターになりたいという大きな夢をかなえるために、1分の時間も無駄にすることはなかったそうです。
彼の努力は、彼の英語力からも感じ取ることができます。英語をほとんど理解できなかった上に、あまりにも強い訛りがあったために、初の主演映画『SF超人ヘラクレス』という映画では、別の俳優がアフレコをしています。
このことを考えると、同氏はトレーニングなどの他に、英語の勉強も死に物狂いでやっていたことでしょう。
今も、毎朝5時に起床し、5時半にはジムでエクササイズを始めていると自著で語っています。人が平均8時間寝ているところを6時間にすることで、2時間も人より得をすることになります。
睡眠時間を削ることには賛否がありますが、自分が寝ている間、人は自分よりも努力をし、出し抜いているのだと考えれば、起きて行動せずにはいられないのでしょう。
「時間はつくるもの」をまさに体現しているのではないでしょうか。
英語の勉強とエクササイズを始めたい
私は、自分が何にどれくらいの時間を使っているのか、自分で把握できていませんでした。なんとなく仕事をし、なんとなく時間がきたら食事の用意をしていました。
しかし、何にどれだけの時間を割いているのかを把握できれば、残された時間でどう自分を高められるのかについて考えることができます。
私は、1日1時間の読書と、英語の勉強と45分のエクササイズを始めようと思っています。
皆さんのやりたいことは何ですか。そして、それをするためには、毎日どれくらいの時間が必要でしょうか。
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Photo: Thomas Kronsteiner /GettyImages
Source: MulliganBrothers/YouTube, Total Recall: Die wahre Geschichte meines Lebens