家に居ながら仕事をしたり、社会生活を営むうえで、ウェブ会議と同じく画面共有機能も欠かせないツールとなっています。
とはいえ、画面共有はプライバシー上のリスクがあります。見られてはいけないものをうっかり見られてしまう危険があるということです。
このリスクを軽減するため、GoogleはChromeのウィンドウを画面共有している間は、Chromeの通知をミュートできる新機能をテスト中です。
Google Meetには、Chromeの通知を自動でミュートする機能がすでに備わっています。
今回の新機能は、Messenger、Discord、Microsoft Teams、Zoomといった、そのほかのスクリーン共有アプリにおいても動作し、デスクトップ・モバイルの両方に対応しています。
この機能をオンにすれば、オンラインでプレゼンをしている最中に、Chromeの通知が予期せず表示されて失態を演じたり、集中力をそがれたりする心配はなくなります。
もっとも、通知が完全に無効になるわけではなく、画面を共有している間だけ通知がミュートされます。通知がスルーされたり、破棄されるわけではありません。
画面共有が終われば、GmailやGoogle Drive、サードパーティのウェブサイトから送られていた通知を改めてチェックすることができます。
画面共有時にChromeの通知をオフにする方法

この機能は、最終的にはChromeの安定版に搭載され、すべてのGoogleアカウント(Google Workspace、G Suite Enterprise ユーザーを含む)で使えるようになります。
ですが、今すぐ試したい人は、開発者向けのChrome Canaryをダウンロードしてください。
Chrome Canary は未完成の機能や設定をテストするために使われるもので、動作が不安定で、エラーやクラッシュも発生しやすいですが、今すぐプレゼン中の Chrome 通知をミュートしたい場合は、このバージョンを使う必要があります。
手順は以下のとおりです。
- お使いのデバイスにChrome Canaryをダウンロードする。
- ブラウザを開き、chrome://flags/#mute-notifications-during-screen-shareに移動する。
- ドロップダウンメニューから[Enable(有効にする)]を選択。
- Chrome Canaryを再起動すると、変更が反映される。
この設定を有効にすると、画面共有中の通知はすべて、詳細情報が表示されなくなります。
通知そのものはChrome アイコンとともにポップアップで表示されますが、「画面共有中は詳細情報が非表示になる」ことを伝えるメッセージだけが記されています。
ここで[Close(閉じる)]を選択すると、ポップアップ画面が閉じます。詳細情報を表示させたければ、[Show All(すべて表示)]を選択してください。
非表示になっていた通知内容は、画面共有を停止した後、自動的に表示されます。
Chrome Canary をダウンロードせずに通知をミュートしたい場合、あるいは、Chrome の通知を一切表示させたくない場合は、Chrome の設定で[設定]>[プライバシーとセキュリティ]>[サイト設定]>[権限]>[通知]を開いて、通知を無効にしてください。
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Image: Google, Thaspol Sangsee/Shutterstock.com
Brendan Hesse - Lifehacker US[原文]