Googleのスマートスピーカー、スマートディスプレイに「ゲストモード」が追加されました。これで、プライバシーのリスクを減らしてデバイスを共有できるようになります。
ゲストモード中は録音履歴を残さない
ゲストモードでは、ユーザーが呼びかけた音声コマンドや質問を、Googleアシスタントが記憶しません。
通常なら、記憶してくれたほうが便利なのですが、ほかの人とGoogleアシスタントを共有する場合には、プライバシー上の懸念がありました。
ゲストモードをオンにすると、スマートスピーカーが聴き取った音声コマンドが、GoogleアシスタントやGoogleアカウントの録音履歴に残らなくなります。
(ただし、ゲストモードにしても、サードパーティのアプリやGoogle検索、Googleマップ、YouTubeなどのGoogleサービスがデータを収集するのをブロックできるわけではない)
ゲストモードの間は、カレンダーの予定やリマインダー、お気に入りの音楽などのパーソナライズされた情報を、Googleアシスタントがリコメンドすることもありません。
Googleアシスタントのこの新しいゲストモードが、データのプライバシー保護という点で優れているのは明らかですが、最大の利点はその名のとおり、ゲストにスマートスピーカーを使わせるときに、そのやりとりを記録させないでおけることです。
つまり、Googleアシスタントの録音履歴から、自分と無関係な(不要な)音声をいちいち削除する手間が省けるということです。
ゲストモードをオンにする方法
ゲストモードをオンにするには、「OK Google, ゲストモードをオンにして」と呼びかけるだけです。オフにするには、「OK Google, ゲストモードをオフにして」と呼びかけてください。
また、Googleアシスタントに「OK Google, ゲストモードについて教えて」と呼びかければ、この機能に関する詳しい情報を教えてくれます。
不要な録音履歴を消す方法
ゲストモードをオンにするのを忘れて、履歴を残したくない検索を行ってしまった場合は、「OK Google, 最後の会話を削除して」か、「OK Google, 今言ったことは忘れて」と呼びかけることで、Googleアシスタントの履歴から、残したくない録音履歴を簡単に削除することができます。
また、スマートスピーカーに呼びかけて、直近の日、週、月の録音履歴をすべて削除させることもできます。
履歴をまとめて削除できるので便利ですが、1つか2つの履歴を消したいだけの場合は、少しやりすぎな感もあります。
そんなおおげさなことはしなくとも、Googleアカウントのアクティビティで、Googleアシスタントの履歴を管理したり、特定の録音履歴だけ削除することができます。
また、指定した期間が経過したらGoogleアシスタントのデータを自動で削除する設定もあります。
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Source: Google
Brendan Hesse - Lifehacker US[原文]