2020年はあらゆる面で悪い年でしたが、一番影響を受けたのは仕事をするスペースではないでしょうか。
以前は重要だった通勤を快適にするコツやオフィスのポリシーと折り合いをつけていくコツが、在宅勤務を最適化するコツにシフトしました。
アメリカで新型コロナが流行し始めた3月初旬には、Zoomが躍進して、Web会議がこれほど頻繁に行なわれることになることも、史上最大のワクチン接種計画が始まることも予測できませんでした。
あれから約9カ月たって、多くの大手企業は今後在宅勤務を通常の働き方にすることにしました。一方で、私たちはベッドから出るとパジャマのままで仕事を始める生活にじわじわと幻滅を感じてきています。
新年を迎え、ベッドのすぐ近くで仕事をする生活が今年も続きそうなので、それに備えたいと思うかもしれません。
在宅勤務に関するベストなアドバイスが昨年はたくさん出回りましたが、その一部をもう一度見ていきましょう。
1. 休暇をしっかり取る

何はともあれ、まずは、休暇をしっかり取りましょう。
仕事と私生活の境界線が曖昧になっているからといって、休みの日が存在しないわけではありません。ヨーロッパをあちこち旅したり、ビーチに寝そべったりできなくても、精神を開放する必要があります。
現在のような辛い状況が続いているときは、なおさら心に休暇を与える必要があります。
しばらくは遠出する休暇は無理でも、別のやり方で休暇を取ることができると、Kenadi Silcox氏はMoney.comで説明しています。
いつも取っている休暇のことを思い出してみましょう。
ビーチで寝ころんだり、プールサイドで読書をしたりするのは、リラックスすることが目的です。
自宅で過ごす休暇は、それと同じようには感じられないかもしれませんが、ここ数週間残業が続いていたなら、テレビの前でだらだら過ごすのも悪くありません。
自宅のソファで1日中だらだら過ごしたり、ステイケーションを取っていて罪悪感を感じている人には、ぴったりのアドバイスですね。
2. Zoom爆弾を防止する

共有動画フィードが悪意ある人物によって荒らされると、ZoomのWeb会議がハッキングされることがあります。最近、これは「Zoom爆弾(Zoombombing)」と呼ばれるようになりました。
電話会議を台無しにされる確率を低くする方法があるなら、ぜひそれを把握しておきたいものです。
昨年の過去記事でお知らせしましたが、Zoom爆弾を視野にしれた新しいセキュリティアップデートがあり、新しいツールを実装するために取るべき一連のステップもあります。
3. 同僚とSlackで会話して士気を高める

Before Timesでは、オフィスに出勤して同僚と時々会話をしながら仕事をしていても、単調になりがちです。
しかし、自宅で日に8時間画面を凝視しながら仕事をするとなると、まったく別のレベルの退屈を感じるかもしれません。別の場所にいる同僚たちと、ときどき一緒に士気を高める必要があります。
幸いなことに、Slackをいつもと違う使い方をすれば、この問題は解決できるかもしれません。
米LifehackerのシニアテックエディターのDavid Murphyは、定期的に同僚たちと井戸端会議ができるようにボットをプログラムする方法を説明しています。
Slackの通知音がたびたび鳴って煩わしく思っている人にも、これはありがたいことかもしれません。
4. プロらしく見える身なりでWeb会議に臨む

仕事でWeb会議に参加するときは、事前に身なりを整えましょう。
パンデミックの最中は、Web会議に出ることはオフィスの会議室で会議に出るのと同じことです。上司は、部下が少なくとも週に何回かはパジャマでなくきちんとしたズボンを履くことがあると思いたいかもしれません。
私は、Web会議に出る前にいつもズボンをはいて髪をとかしていますが、これは私自身のためというより、相手に対する礼儀のためかもしれません。
米LifehackerのマネージングエディターであるJoel Cunninghamは、昨年次のように書いています。
Hand MirrorはツールバーにあるMacのアプリで、これを使うとWebカメラを通して見た自分の姿をワンステップで素早くチェックできます。
小さな鏡のアイコンをクリックすると小さなウィンドウが開き、自分のWebカメラが見ているものをのぞき見できるので、髪の乱れを直したり後ろにあるベッドに置いてある下着を隠したりすることができます。
このアプリをダウンロードして、Zoomを通して同僚が見ている自分の姿を確認しましょう。
他人に見られると恥ずかしいものが背景に映っていることに気づいて、Web会議が始まる前に隠すこともできます。
5. 自宅に仕事専用のスペースを作る

在宅勤務をしていると、仕事と私生活を分けるのは難しくなりますが、毎日同じ場所で仕事をすることでそれができるようになります。
奇妙に聞こえるかもしれませんが、ちょっとした規律を作ることです。マスキングテープを使用して、仕事のスペースを生活のスペースから分離しましょう。
生産性の専門家であるNicole Bate氏も説明していますが、これはさまざまな点で役立ちます。
仕事専用のスペースを決めて、床にマスキングテープ貼ることでその場所を明確にします。そのスペースで90分間過ごしたら、休憩しましょう。晴れだろうが雨だろうが、屋外に出ましょう。休憩後は、また仕事場に戻りましょう。
配偶者やルームメイトは、床にテーピングしているのを見ると眉をしかめるかもしれません。
でも、境界線を設定すると、仕事の時間が終わったら仕事から離れられるようになります。
6. Web会議に参加している“ふり”をする動画を作る

Webカメラをオンにしたまま席を外すのは難しいですが、幸いなことにちょっとした工夫で、自分のルーピング動画を作成すれば、実際には離席していてもそこにいるように見せることができます。
この動画作成のプロセスはちょっと長いのですが、実際の仕事に関連するものを作るより気晴らしになるので、やってみる価値はあります。
誰でもこうした会議に出なければならないので、仮病がうまい『フェリスはある朝突然に』の主人公レベルのおふざけを在宅勤務のレパートリーに挿入してみませんか?
7. 生産性がピークになる時間帯を見つける

仕事をする時間帯は人それぞれです。
私の場合は、朝、濃いコーヒーを飲んだ直後が、創造性も野心もピークになります。一方、私の妻は、夜更けが一番頑張れるそうです。
概日リズム(睡眠と完全な覚醒の体内サイクル)が、最も現実的な形で生産性と仕事の総合的な能力に影響を及ぼします。
ですから、仕事を頑張るのに一番向いている時間帯を見つけるべきです。幸い、正確にその時間帯を見つける方法がいくつかあります。
8. お気に入りのZoomの背景を見つける

2020年はオフィスで働く人が減り、その分PCの画面を使って会議することが増えました。
自分の個性を出したり、気の利いた会話を交わすこともできません。その代わり、Zoomのオシャレな背景を使うことができるようになりました。
楽しい背景もあれば、上品で味わい深いものもあります。
自分にぴったりの背景を手に入れたいなら、知っておくべきポイントがいくつかあります。単調なWeb会議も多少視覚的にオシャレにできますよ。
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Image: Shutterstock.com
Source: Money.com, VICE, Hand Mirror
Sam Blum – Lifehacker US[原文]