Googleの「Pixel 5」とAppleの「iPhone 12」、どちらを買うべきか?
もしくは、どちらがより良いものか?
というのは、非常に難しい選択です。今回は、画面サイズ、カメラ機能、5Gなど、自分に合った選択をするために、知っておくべきことすべてを見ていきましょう。
iOSやAndroidの熱烈なファンでなく、OSを切り替えるのも気にしないという人のためにも、どちらが自分に合ったスマホかを決められるよう、この2つのモデルの異なる要素をすべて解説していきます。
【Pixel 5 vs. iPhone 12】 デザインとディスプレイ
この2つのスマホは似ていますが、全体的なアプローチに違いがあります。
Appleが4種類のiPhone 12を提供しているのに対して、Googleは手頃なPixel 5を1つだけ提供しています。

iPhone 12 ProはPixel 5よりも3万円ほど高く、iPhone 12 Pro Maxの画面サイズは6.7インチです。
あくまでシンプルかつ公平に比較するべく、主流モデルのiPhone 12とiPhone 12 miniにより注目することにします。
- iPhone 12 mini:5.4インチ Super Retina XDR OLEDディスプレイ、1080 x 2340 ピクセル解像度、 476 ppi
- Pixel 5:6.0インチ OLEDディスプレイ(最大90Hz対応)、1080 x 2340 ピクセル解像度、432 ppi
- iPhone 12:6.1インチ Super Retina XDR OLEDディスプレイ、1170 x 2532 ピクセル解像度、 460 ppi
全体的に見て、iPhone 12とPixel 5はほぼ同じサイズですが、iPhoneの方が少し重いです。
Appleは今年、多くの人たちに本当に愛されていた以前のスクエア型にデザインを戻しました。ソリッドかつ丈夫で、プレミアムなiPhoneは、デザインも佇まいも最高峰です。
GoogleのPixel 5が間違いなくiPhone 12に勝っている点は(少なくとも名目上は)、新しいディスプレイの最大90Hzのリフレッシュレートです。AppleのiPhoneはすべて、これまでと同じ60Hzです。
90Hzのリフレッシュレートというのは、1秒間に90回画面をリフレッシュするという意味で、これはiPhoneの50%以上です。つまり、画面の反応がより速くスムーズに見えたり、感じたりするということです。

デザイン面では、どちらも非常に似ています。
どちらも縁のない大きな画面で、背面の大きな黒い四角の中にデュアルカメラ、スクリーン内にフロントカメラがあります。
違いは、Appleが画面に食い込む形でカメラを収めた(英文)のに対して、Googleは画面にカメラを収める穴を開けるスタイルを採用したところです。どちらも悪くありませんが、Googleの方がより目立ちません。
【Pixel 5 vs. iPhone 12】 カメラ

iPhoneの新しいトリプルカメラは話題になっていますが、これは大きくて高額なiPhone 12 Proだけです。
iPhone 12とiPhone 12 miniはデュアルカメラで、Pixel 5も同じくデュアルカメラです。
- iPhone 12 mini:デュアル12MP・f/1.6メインカメラ、12MP超広角カメラ、12MP広角フロントカメラ
- Pixel 5:デュアル12MP・f/1.7メインカメラ、16MP超広角カメラ、8MPフロントカメラ
- iPhone 12:デュアル12MP・f/1.6メインカメラ、12MP超広角カメラ、12MP広角フロントカメラ
数年前、Googleはコンピューターによって処理・生成された写真で世間を驚かせ、1つのカメラでも素晴らしい写真が撮れると証明しました。
今やAppleのソフトもハードもそれに追いつきましたが、Googleはカメラをアップデートしておらず、代わりにソフトウェアに依存しています。
これまでのところ、iPhone 12は暗い場所での撮影に優れ、美しく安定した動画も撮れます。
一方Pixel 5は、ポートレートや風景写真で背景をぼかすのに優れています。
誤解してほしくないのは、それでも両者ともにスマホのカメラとしては最高の部類に入るので、どちらを選んでも満足するはずです。
【Pixel 5 vs. iPhone 12】 パフォーマンスとストレージ
ハードとソフトがまったく違う2つのデバイスの動作を比較するのは難しいです。
iPhonesはAndroidのスマホよりもRAMが少なく(英文)、8コアのプロセッサがありませんが、それでも非常に速くてスムーズで有能なデバイスです。
例えば、Pixel 5のプロセッサは去年のPixel 4よりも遅いですが、ベンチマークテストでは新しいiPhone 12だけでなく、古いiPhone 11よりもスコアが低いです。
しかし、それでもどんなニーズにも対応できる十分過ぎるパワーがあり、GoogleはPixel 5はコストを抑えられる選択肢であり、5Gにも対応していると主張します。
iPhoneはPixel 5よりもパワフルですが、AppleのA14Bionicチップとお手頃なSnapdragon 765 Gのプロセッサを比較する必要すらありません。
どちらも高速で5G対応ですが、iPhone 12の方が今後も使い続けられる点が多くあるので勝ちでしょう。

しかし、この2つのスマホの価格について考える時に考慮したいのは、ストレージの大きさです。
GoogleのPixel 5はストレージ容量の選択肢は1つしかありませんが、Appleは異なる価格で3つの容量を提供しています。
- iPhone 12 mini:64GB、128GB、256GB
- Pixel 5:128GB(のみ)
- iPhone 12:64GB、128GB、256GB
個人的には、最近はほとんどの人が64GBでは足りないと思うので、 iPhone 12やiPhone12 miniではより高価な128GBのモデルを買うことになり、価格はPixel 5より上がります。
【Pixel 5 vs. iPhone 12】 バッテリー寿命と充電

iPhone 12とPixel 5はサイズがほとんど同じなので、バッテリー寿命が重要になってきます。Pixel 5はかなり大きなバッテリー電池がありますが、それがすべてを物語っているわけではありません。
- iPhone 12 mini: 2227mAh(最大15WのMagSafeワイヤレス充電、最大7.5WのQiワイヤレス充電)
- Pixel 5:4080mAh バッテリー(12Wのワイヤレス充電、18 Wの急速充電)
- iPhone 12:2815mAh (最大15WのMagSafeワイヤレス充電、最大7.5WのQiワイヤレス充電)
ご覧の通り、Pixel 5のバッテリーは巨大で、全Pixelモデルの中でも一番大きいです。
しかし、オンラインで見た情報や、我々独自のテストから見る限り、Pixel 5はiPhone 12よりもバッテリー寿命で上回っていますが、大差ではありません。
価値ある点としては、Pixelの方が速く充電できます。
【Pixel 5 vs. iPhone 12】 価格

正直に言うと、どのスマホを買うかは、好きな画面サイズか価格で選ぶことが多いです。
だからこそ、この最後のセクションが重要。
GoogleのPixel 5は、リサイクルアルミフレームを使用、手頃な5Gプロセッサ、カメラは3つではなく2つ、またその他いくつかの小さな変化でできるだけ価格を抑えています。
これはGoogleが意図的にやっていることです。
- iPhone 12 mini: 74,800円、79,800円、90,800円 (それぞれ64/128/256GB、税別)
- Pixel 5: 74,800円(128GBのみ)
- iPhone 12: 85,800円、90,800円、101,800円(それぞれ64/128/256GB、税別)
ご覧のように、ストレージ容量が2倍のPixel 5が、Appleの一番安いiPhone 12 miniと同じ価格です。
ストレージ容量が同じ128GBのiPhone 12を手に入れるには、Googleが74,800円なのに対して、Appleだと79,800円になります。
ただ、もう一度言いますが、iPhone 12の方がより長く使えるデザインで、Pixelが対応できないアップグレードもいくつかあります。
Appleのデバイスなので、プレミアムとしての料金もあります。
【Pixel 5 vs. iPhone 12】 どちらを選ぶか
あなたはどちらのスマホを選びますか? 基本的には、個人の好みと予算次第です。
Appleのものしか買わない信者もいれば、希望の価格やサイズで選ぶ人もいます。だからこそGoogleのPixel 5は、価格でAppleの痛いところを突いているのです。
だからこそAppleは、巨大な6.7インチの iPhone 12 Pro Maxを含む4つの異なるiPhone 12のモデルを今年は提供しています。
結局、古いiPhoneやAndroidスマホを持っている人は、上記のデバイスのどれかは間違いなく気に入るはずです。
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Image: MakeUseOf,Apple,Google
Original Article: Pixel 5 vs. iPhone 12: Which Should You Buy? by MakeUseOf