マッシュルームに詰め物をして焼くスタッフド・マッシュルーム。広大なインターネットで検索すると、数多くのレシピが見つかります。
レシピ好きな私たちにとってはうれしい限りですが、実はスタッフド・マッシュルームは、レシピなんて見なくても簡単につくれる前菜です。
マッシュルームのくぼんだ部分に詰め物(スタッフィング)を入れてオーブンに入れるだけ。マッシュルームが柔らかくなり、詰めたチーズが溶けて、表面がきつね色に焼けたら完成です。
私はたいてい、ヒントをもらうためにスタッフド・マッシュルームのレシピを見ます。そして何かひらめいたら、冷蔵庫に入っている食材をじっくりとチェックします。
マッシュルームというのは要するに、自然が生んだ「お皿」です。あのくぼみは、残り物を詰めるために存在しているのです。
どんなスタッフィングをのせる?
デザートを除けば、ほぼどんな残り物でもマッシュルームに詰めることができます。
残り物のスパゲッティに、チャーハン、クラブケーキ(ほぐしたカニを使った、ハンバーグのような米東海岸の名物料理)、ほんの少し残ってしまったポットローストなどはどれも、スタッフド・マッシュルームに使えます。
「マッシュルームに詰めるのに適さない残り物」は存在しません。
それに、スタッフド・マッシュルームはどんな食事にも添えられます。
朝食用のソーセージとチーズをたっぷり詰めて(ソーセージは詰める前に火を通してくださいね)ローストし、スクランブルエッグに添えてもいいでしょう。
あるいは、いろいろなチーズのかけらと、少しだけ残ったクリームチーズを詰めれば、あっという間に前菜が一品完成します。
サラダを詰めることだってできます。その場合は、詰める前にマッシュルームをローストして、完全に火を通してください。
ローストしたマッシュルームに、細切りのレタス、ミニトマト、ベーコンビッツをのせれば最高です。レタスを少量のマヨネーズで和えておけば、一層おいしくなるでしょう。
スタッフド・マッシュルームの作り方

スタッフド・マッシュルームの作り方は簡単です。
下準備
ホワイトマッシュルームは、汚れを落として軸をとります。
次に、詰める材料を用意しましょう(軸もみじん切りにして炒めて加えると、詰め物のかさを増やせます)。肉を加えたいときは、詰める前に火を通してください。
また、「つなぎ」になる材料があったほうがいいでしょう。ちょうどいいのは、少量のマッシュポテトやクリームチーズですが、ご飯やパスタなどを詰めるときにはなくても構いません。
手順
1. オーブンを190度に予熱します。
2. マッシュルームのかさにオリーブオイルをふりかけて全体になじませたら、塩コショウで味付けします。
3. 天板の中に金網を敷き、その上にマッシュルームを逆さまにして載せます。オーブンに入れて10~15分ほど、マッシュルームから十分な水分が出てくるまでローストしたら、取り出して一旦ひっくり返しておきましょう。
(先にマッシュルームだけをローストする必要は必ずしもありませんが、こうしておくと、特に水分が多く出る詰め物をする場合は、水っぽくならずに済みます。)
4. 詰め物の材料を全部混ぜたら、マッシュルームにのせます。詰め物が焦げてしまうのが心配なら、上からチーズを載せましょう。焦げを防いでくれますし、これが本当においしいのです。
5. さらに、10~15分ローストします。詰め物に熱が入り、チーズが溶け、マッシュルームが柔らかくなって端に焼き色がついたらできあがりです。
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Image: YuliiaHolovchenko, gkrphoto/Shutterstock.com
Claire Lower - Lifehacker US[原文]