私たちはカレンダーを使って、会議や面会、誕生日、社交など、さまざまな予定を管理しています。それなら、日々の予算管理(家計管理)もカレンダーでやればいいのでは?
今回紹介する「予算カレンダー」は、パーソナルファイナンスのツールとしては見逃されがちですが、アプリやスプレッドシートが必ずしも提供してくれない、独特の視覚効果をもたらしてくれます。
家計管理を集約できる予算カレンダー
通常のカレンダーと同じように使いますが、予算カレンダーには、請求書や家賃の支払い期日、給与の振り込み日など、お金の出入りにかかわる予定を記入します。
予算カレンダーは、ファイナンスアプリ(Doughrollerがカレンダーベースのアプリをまとめてくれています)やGoogleカレンダーを使ってもいいし、大きなホワイトボードや紙で自作してもいいでしょう。
2020年に紙のカレンダーを使うなんておかしいと思うかもしれませんが、紙の利点の1つは、アプリではないことです。
アプリは簡単に無視できますが、コルクボードや冷蔵庫に貼られた紙のカレンダーは、いやがおうにも目に入ります。
予算カレンダーは、毎月の給与を使い切るような生活をしている人にこそ役に立つものです。
支出を丹念に記録し続けていると、数カ月ごとにかかっている高額のヘアカット代金や、結婚式に参加するための旅行費用など、これまで気がつかなかった定期的な出費パターンが見つかるかもしれません。
予算カレンダーの作り方
収入と支出をきちんと記録することから始めます。
まずは、定期的な支出を簡単な説明とともにカレンダーに記入しましょう。収入についても同じようにします。また、トータルの収支を、数日おき、あるいは月の決まった日に書き込んでいくのもよいでしょう。
こうした作業を行うことにより、キャシュフローが把握しやすくなり、光熱費の引き落とし日をいつに設定すればいいかなども正しく判断できるようになります。
もっとも、コーヒーを一杯買うたびにいちいち記録するような細かいことをする必要はありません。そのかわりに、毎週の食費を概算で決めておき、必要に応じて調整するようにします。
カレンダーを使うことで、長期的な目標を達成するためにモチベーションを維持し、規律を保つことができます。予算計画を守りながら長期目標へ向けて進んでいくのは、大きな充実感が伴うことでしょう。
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Photo: jayk7 (Getty Images)
Source: Doughroller
Mike Winters - Lifehacker US[原文]