この秋、発売されたGoogleの最新スマホPixel 5やPixel 4a(5G)を買おうか迷っているなら、Pixel 4a(5G)とPixel 5の「ポートレートライト」と呼ばれる機能が、今、旧世代のPixelシリーズにも展開中であることはご存知でしょうか。
私のGoogle Pixel 3XLでこの機能を起動してみたところ、ポートレート画像の光源を人工的に微調整できる優れたツールであることがわかりました。
ポートレートライト機能が使える条件は?
まず、最新バージョンのAndroid(Android 11)とGoogleフォトアプリ(直近のアップデートは2020年10月19日)を使っていることを確認しましょう。
次に、「ポートレートライト」のアプリを起動したら、自分のデバイスで撮影したポートレートモードの写真を準備します。SamsungやiPhoneなど他社のスマホで撮影した写真でもOKです。
ただし、Googleのスマホは何らかの理由でiPhoneの「ポートレートモード」を使用して撮影された画像だと、顔の画像として認識しません。
一方、iOSで普通に自撮りした写真や、Pixel 3XLやSamsung Galaxy Note 20で自撮りした写真や「ポートレート」写真だと、問題なく顔を認識しました。
また、「ポートレートモード」で撮影した写真というだけでは明るさの調整はできません(ややこしいですが、「ポートレートモード」と「ポートレートライト」は別のものです)。
たとえば、背景をぼかして撮ったお気に入りの植物の写真は、Googleのスマホで明るさの微調整はできません。Android Policeが報じている通り、「ポートレートライト」は人間の顔の写真のみ編集できる機能です。
写真に人間の顔がはっきりと含まれていることが大切です。
その点さえ満たしていれば、きちんとしたポートレートであろうと、全身の写真であろうと、複数の人物が映っている写真であろうと構いませんし、顔が正面を向いていても斜めの角度であっても構いません。
GoogleのAI / MLがポートレートライト機能を使える写真かどうか判断するので、この機能が使えないと判断された写真に関しては、諦めるしかありません。
そのような点を別にすれば、撮影した写真の中の顔の明るさの調整は、非常にシンプルな(そして楽しい)作業です。
ポートレートライト機能の使い方
- Googleフォトで顔写真を開きます。
- 画面下部にある3つのスライダーのように見える「編集」アイコンをタップします。
- 少し右にスクロールして「調整」タブが表示されると、「ポートレートライト」という新しいオプションが表示されます。
これが表示されない場合は、残念ながらその写真は「ポートレートライト」機能の対象外ということになります。

4.「ポートレートライト」をタップして写真の上に円が出てきたら、それを動かして人工的に光を当てる方向を選択できます。
5.画面下部のスライダーを使用して、人工的な光の強度を調整できます。
Googleフォトにポートレートライト機能を操作させてベストなポートレートにしたいときは、「自動」をタップします。

あとは、満足できる結果になるまで明るさを調整して、「完了」をタップして編集したばかりの画像のコピーを保存するか、終了する前にさらに編集を行うだけです。
そういう操作をするのが億劫なときは、「提案」から「ポートレート」を選択すると、写真の明るさをすばやく調整して、背景をぼかせることもわかりました。早くて簡単ですし、結果はかなりの出来栄えになりますよ。
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Image: Shutterstock
Screenshot: David Murphy
David Murphy - Lifehacker US[原文]