長年、起業家たちが仕事に打ち込むとき、コーヒーの力を借りて生産性を上げたり、困難なプロジェクトを仕上げたり、退屈な会議でもやり過ごしたりしました。

コーヒーの消費量は、ここ20年で最高に達しており、アメリカ人のおよそ66%は毎日飲むと言われています。ナショナル・コーヒー協会によると、コーヒーの消費量は、2021年1月からでも14%近く増加しているそうです。

とは言え、カフェインが健康に及ぼす影響は?健康が徐々に阻害されたりすることも考えられるのでしょうか?

カフェインで認知能力と記憶力が向上

カフェインは、世界でもっとも多用されている向精神薬です。コーヒーや紅茶、チョコレートなどに含まれており、またその興奮剤としての効用を得るために合成カフェインが様々な商品に添加されています。

カフェインを摂取すると、その量に応じて活力の増進が期待できます。

低用量では、快楽の感情を活性化させ、不安を和らげ、さらに、覚醒度を高めることで客観的・主観的な認知能力を向上させることがわかっています。また、記憶力を要する作業のパフォーマンスを向上させ、精神運動注意力と反応時間を改善します。

精神的な安定にも効果

カフェインには、精神保護剤としての効用も期待されており、パーキンソン病やアルツハイマー病の予防にも役立つと一部の文献では述べられています。

33万人以上を対象にした観察研究の最近のメタ分析で、1日1杯飲むごとにうつ病のリスクが8%減少するという、コーヒー摂取量とうつ病の間に明らかな相関関係があることが証明されました。

コーヒー摂取量とうつ病の間には、非線形の相関も認められ、それによると、摂取量が1日当たり68~509ミリグラムのとき、うつ病リスクがもっとも早く軽減し、相関関係が強くなることも観測されています。

カフェイン抜きのコーヒーの効用

さらに朗報が!46万人以上のデータから得られた英国バイオバンクの最近の長期的な研究によると、 カフェイン抜きの挽いたコーヒーを1日2~3杯飲むと、心血管系疾患と死亡率の減少に大きく作用することが判明しました。

また、インスタントコーヒー(カフェイン抜きでないもの)は、不整脈の軽減に寄与するとも。

体に害を及ばさない用量

カフェインが人体の健康に及ぼす影響を調べた包括的な検証では、1日400ミリグラム未満の適量なら、健康な一般成人には有害な影響は及ぼさないと結論づけられています。

これは、8オンス(約240ml)カップに4杯ほどのコーヒーに相当します。

コーヒーを飲むベストな時間

朝のコーヒーを飲む時間を遅らせると、その効果を最大限に引き延ばすことができます。朝、副腎からコルチゾールが放出され、身体は覚醒、活性化。コルチゾールは、概日リズムによって制御されており、朝の8時半頃にピーク量が放出されます。

カフェインにもコルチゾールを増加させる効果があるので、早朝にカフェインを摂取するとコルチゾールの生成を抑制してしまうと言われています。このため、起床後2~3時間たってからカフェインを摂取するのが望ましいです。

つまり、コーヒーを飲んだり、その他の天然物からカフェインを常識的な範囲で摂取したりすることは、一般成人においては問題ありません。

認知能力向上のためにカフェインを摂取する場合は、午前中の遅めの時間に400ミリグラム以下の量を摂取するとよいでしょう。

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