仕事と暮らしをより効率よく、豊かで幸せなものにするためのアイデアやヒントをお届けしている、ライフハッカーの特集企画。
2022年は疲労、新しい挑戦、投資、マネジメント、見た目ブランディング、冒険的キャリア術…さまざまなテーマを取り上げました。
今回は、そんな2022年の特集を担当として振り返り、「個人的ベスト記事」をご紹介します! 読者の皆さんに読まれた人気記事であることを前提ですが、作り手としても「これはよかった」「手ごたえがあった」と胸を張ってお伝えできる記事を厳選しました。
一度読んだ方もそうでない方も、一年の振り返りにぜひご一読ください。きっと学びがより深まるはずです。
「疲れは『負債』である」
ちょうど1年前の年末年始にお送りしたのがこの特集「疲れは『負債』である」。
ビジネスパーソンにとって切っても切れない関係にある「疲労」に焦点を当て、疲労をため続けるとどうなるのか、どうすれば回復させることができるのか、多角的な観点から取材しました。
この中で、個人的ベスト記事はこちらの「疲労をため続けると『老化』が進む。回復させる方法は『睡眠』のみ」という記事。
東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身院長に、疲労の正体から、日々たまっていく疲労を軽減し、回復させる方法について聞きました。個人的に衝撃だったのはこちらの一文です。
自律神経のパワー、つまり疲労からの回復力は20歳のころを100%とすると、30歳では70%、40歳では50%、50歳では33%、60歳では25%と、加齢に従ってどんどん下がっていく。
加齢とともに疲れが抜けにくくなっていくのは自覚していたものの、40歳で20歳の頃の半分とは驚きというか、そこまで落ちるのか、と思い知らされました…。
そして、落ちなかった疲労は「サビ」となって体にこびりつき、「老化」につながるというのです。そんな疲労からの回復手段は「睡眠」のみ。睡眠との付き合い方を考え直させられた記事でした。
自分だけのニュースタンダードをつくろう
次は、コロナ禍も3年目に入り、非常事態から日常へと変わっていった2022年、私たちも仕事や人生を再設計するべきではないか、と考えて作ったのがこの特集「自分だけのニュースタンダードをつくろう」。
その中で、筆者自身が茨城県鹿嶋市まで取材に行き、記事を書いたのがこちらの「築36年のオンボロ平屋を理想の「終の棲家」に建て直すサラリーマン」という記事でした。
鹿嶋市の築36年の平屋を150万円で購入し、自分たちの終の棲家としてリノベーションする様をYouTubeで発信している「自分流DIYちゃんねる」の片井義二さんにインタビュー。
DIY系YouTubeチャンネルは数多くありますが、片井さんは屋根工事から床板の張り直しまで一切外注せず、原則としてすべて一人でやっているのがすごいところ。ましてや平日は会社の管理職としてバリバリ働き、週末のみで作り上げているのです。
しかも話を聞くと、以前、7年かけてログハウスを一人でセルフビルドした経験もあるとか。仕事とは別に生きがいを持つこと、それによって心が充実し、仕事までうまくいくようになる。まさにライフハックだなと感じた取材でした。
未来を見通す投資思考
ライフハックといえばマネーに触れないわけにはいかない…と考えてつくったのがこちらの特集「未来を見通す投資思考」。
その中で読者の反響も大きく、今年よく聞いたなというワードでもある「FIRE」を実現した人にインタビューしたのが、この「元OLが資産3000万円で「ゆるFIRE」。不労所得を得て仕事も楽しむ」。
「はんぶん資産に働いてもらって、はんぶん自分の好きな仕事をする」という「ゆるFIRE」生活を実践している、ちーさんにインタビュー。20歳のときに100万円を元手に投資を始め、33歳のときには3000万円の資産形成に成功したとか。
現実問題として、完全に働くことから引退する「FIRE」は難しくとも、一定の資産を形成し、自分のペースで、余裕を持って働く「ゆるFIRE」は実現不可能なものではありません。
「お金の不安」から卒業することでいかに人生が実りのあるものになるのか、またそのやり方についてもご紹介しているので、ぜひ読んでみてください。