Kindle unlimited、2カ月99円で読み放題キャンペーン!
いろいろあった2022年ももうすぐ終わり。新たな年は、少しでもいい気分で迎えたいところですね。
ところで比較的時間に余裕のある年末年始は、読書の格好のタイミング。そこで今年もまた、この1年間にご紹介してきた200冊以上の本のなかから、「個人的に印象に残った10冊」を厳選してみました。
この連載から生まれた新刊『いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本』(日本実業出版社)でも触れているように、「印南敦史の毎日書評」では、単に「売れた本」だけを取り上げているわけではありません。基準があるとすれば、「ライフハッカー・ジャパンの読者に響きそうであるかどうか」。
そのため、一般的なランキングのたぐいとは傾向が異なるかもしれませんが、だからこそ「自分にフィットする一冊」を見つけやすいのではないかとも感じています。ピンとくるものがあったら、この年末年始にぜひチェックしてみてください。
10位 『うまいビールが飲みたい! 最高の一杯を見つけるためのメソッド』6月17日
『うまいビールが飲みたい! 最高の一杯を見つけるためのメソッド』(くっくショーヘイ 著、リトルモア)
学生時代、あるビールと出会ったことから“ビール沼”にハマり、以来5000種以上のビールをテイスティングしてきたという著者が、ビールの魅力をゆる〜く解説したビールガイド。ビールについて知るために、そして年末においしいビールを飲むためにも、ぜひ役立てた一冊です。
9位 『自己肯定感ハラスメント』3月2日
『自己肯定感ハラスメント』(辻 秀一 著、 フォレスト2545新書)
著者は自己肯定感への執着と、その至上主義的風潮を苦々しく思っているそう。誰にでも肯定できないものはあり、その克服のために努力しなければならないなら、苦しく感じても当然だから。
そこで本書では、自己肯定感至上主義から身を守り、解放するために必要なことを脳と心の視点から解説しているのです。
自己肯定感は自分の外側にある条件や評価・常識・比較などによってつくりだされるものであり、本当に重要なのは自分自身やその内側にある心持ち、感情などの存在に目を向けて「自己存在感」を持つことだという考え方には大きく共感できます。
8位 『感じのいい言葉で話せる大人の言いかえサクサクノート』2月14日
『感じのいい言葉で話せる大人の言いかえサクサクノート』(吉田裕子 著、リベラル社)
仕事の場でもプライベートでも、シチュエーションに応じた適切なことばを使うことはとても重要。気配りをすれば印象はぐっとよくなりますし、トラブルを回避することも不可能ではないからです。
だからこそ参考にしたいのが、「印象がよくなる84のいいかえテーマ」を設定し、そのまま使える約170ものいいかえ例を紹介した本書。実用性も高いので、なにかと役に立ってくれそうです。
7位 『幸せな孤独 「幸福学博士」が教える「孤独」を幸せに変える方法』1月11日
『幸せな孤独 「幸福学博士」が教える「孤独」を幸せに変える方法』(前野隆司 著、アスコム)
「幸福学」の第一人者である著者は、「孤独は不幸」だという前提に疑問を感じているのだそうです。
たしかにそのとおりで、パートナーがいなくても、つきあいが苦手でも、友人に恵まれていなくても、幸せな人はいるもの。
そこで本書でも、「孤独を過度に恐れる必要はなく、孤独でありながら幸せになる方法は間違いなくある」ということを伝えているのです。自分自身のあり方を見なおしてみるためにも、非常に参考になる内容だといえます
6位 『ゼレンスキー勇気の言葉100』5月25日
『ゼレンスキー勇気の言葉100』(清水克彦 著、ワニブックス)
著者は、在京ラジオ局で全国ネット枠のニュース番組を統括している人物。これまでにも世界を震撼させた多くの事件を取材してきたそうですが、今回は新型コロナウイルスの感染拡大と、それに伴う渡航中止勧告があったため取材が叶わなかったのだとか。
そこで、「ロシア問題の専門家への取材や現地に残る市民への電話取材、大統領が発するメッセージに注目してみよう」という思いから生み出したのが本書。ゼレンスキー大統領のストレートなメッセージが、強く心に響きます。