在宅ワークをしていると、起きてから寝るまで長時間、Macに向かってタイピングしていることがあります。
そのため、気がつけば猫背気味になっていたり、肩がこることがしょっちゅうです。その原因の1つにキーボードが考えられます。
というのも、一般的なキーボードの場合、タイピング時に両手を近づける形になるため、肩や腕が内側に狭くなります。その体勢を長時間続けると体に負荷が掛かり、姿勢が崩れやすくなるからです。
そこで体への負荷が少なそうなキーボードを探したところ、左右を分離できるものを見つけたのですが、Macに対応したものが少なく、しかも英語配列(ASCII配列)ばかり。
慣れてない英語配列は嫌だなと諦めかけていた時、ついに見つけました!
Macに対応した日本語配列の左右分離型キーボード、MISTEL『BAROCCO MD770RGB JP(日本語配列)』。
これなら、キー配列の使い勝手も変わらず、自然な状態でタイピングができて、猫背や肩こりも緩和されるはず。
実際に購入して試してみた

『BAROCCO MD770RGB JP 日本語配列』は、キーボード自体を左右に分離でき、肩や腕を広げた自然なフォームでのタイピングを可能にした分離型キーボード。
また、好みに合わせて4種類のCHERRY MXスイッチから打ち心地を選ぶことが可能です。

好みに合わせて高さ、角度を調整可能

付属のゴム足を装着することで、キーボードを好みの角度に調整可能。

このように角度がついて、よりタイピングがしやすくなりました。
セッティングは簡単

左右のキーボードをUSB-Cケーブルで繋ぎ、親機となる右キーボードとMacを接続するだけで、準備OK。
Mac用の設定も一瞬
Macで使う場合は、通常モード(Windows用)からmacOS風配列最適化モードへ切り替えが必要です。
とはいえ切り替えは簡単で、キーボード上のPnキーとTabキーを押すだけ。別途ソフトウェアをインストールする必要はありません。
すぐに、慣れ親しんだMac純正キーボードのように扱うことができます。
ゲーミングキーボードのように光る

キーボードにはLEDバックライトが付いており、輝度や速度を変化させてさまざまな発光が可能。
個人的には気分が上がるので好きですが、職場などまわりの目が気になるところではOFFにすることもできます。
実際に使って感じたメリットとデメリット
3つのメリット
1. 自然に腕と肩が開き、タイピングが楽

キーボードに合わせて手を乗せると、自然に肩と腕が開き、無理のない体勢に。タイピングしていても体が楽な感じがします。
長時間タイピングしても肩や腕への負担が少なく、そのためかいつもより猫背にならず、肩こりもましになったような気がします。

ちなみにApple純正キーボード(ちょっと古い型ですが)の場合と比較すると、これだけ手と手の間に差があります。
左右分離型キーボードでタイピングしたあとにApple純正キーボードを触ると、今まで窮屈な姿勢でタイピングしていたんだなあと感じました。
2. 日本語配列なので使い勝手が変わらない
英語配列は、英/かな変換の方法や「@」マークの位置が違うため、使い勝手が変わってタイピングの効率にも影響を及ぼすでしょう。
でも、慣れ親しんだ日本語配列なので、使い勝手が大きく変わることはありませんでした。
3. 4種類から好みの打ち心地を選べる
キータッチの重さやクリック音などが異なった4種類のCHERRY MX RGBスイッチから、自分の好みや用途に合わせて打ち心地を選べます。
選べるのはスイッチは、茶軸、青軸、赤軸、静音赤軸など豊富。
3つのデメリット
1. 値が張る
Amazonでは2万1171円と、キーボードでは高額の部類に入ります。
2. 慣れるまで時間がかかる
Mac対応とはいえ、Apple純正キーボードとキー配列が異なる箇所があり、慣れるまでに時間が掛かりました。
特にタッチタイピングができる方の場合、キー配置を体が覚えているので、その感覚を修正するのに時間がかかり、しばらくはタイポが続いて、イライラするかもしれません。
僕の場合ですが、ある程度ミスタッチが減るまで、数日を要しました。
3. テンキーレスなので、数字入力が多いと不便
Apple純正キーボードがテンキーレスなので、それに慣れていれば気にならないかもしれません。
しかし、数字の入力が多い場合は、別途テンキーを用意したほうがいいと思います。
姿勢や肩こりが気になるMacユーザーは、導入の価値あり

実際に左右分離型キーボードを試して一番感じたのは、慣れるまでが大変だったことです。
普段使っているキーボードの配置に慣れてしまっており、体が覚えているズレを修正するのに手間取りました。
が、一度慣れてしまうと 、長時間のタイピングでも肩と腕への負担が減って、以前よりも体が疲れにくいと感じました。
また、価格は高いですが、長時間タイピングをするのであれば、時間あたりの単価は安くなりますし、肩や腕への負担が減ることを考えれば、安い投資だと感じました。
仕事・プライベートでMacを使っている方で、タイピングによる肩こりが気になったら、分離キーボード検討してみてはいかがでしょうか?
Source: ARCHISITE (1, 2), Amazon.co.jp