感情のコントロールって大切ですよね。

イライラしたり不安だったりすると仕事に支障が出るし、人間関係もギクシャクします。

以前、オーストラリアで働いていた頃、切羽詰まった時に少し感情的になったら、すぐに上司に報告されました。きつく叱責されたわけではありませんが、「チームで働くなら感情コントロールを徹底してもらわないと困る」と言われたのを今でもはっきり覚えています。

それ以来、できるだけ穏やかでいたいと考えていますが、なかなか難しくて…。

でもこれからは、「Fitbit Sense 2」のおかげでストレスマネジメントが楽になってくるかもしれません

自分の感情と向き合えるスマートウォッチ

自分の気持ちを振り返ってみましょう

左手首に巻いたFitbit Sense 2がブルっと振動して、筆者に問いかけてきました。これはFitbitのフラッグシップモデルに搭載されたストレスマネジメントの機能の1つ

どうやら心拍数が穏やかではなかったのを検知したから、感情を振り返ってみるように促してきたようでした。

実は今日1日、反抗期を迎えた子どもが学校でうまくやっているのか心配で、「イライラ」したり「不安」だったりしたのですが、やっぱり数値に表れていたみたい。

スマウォを操作し、正直に今の気持ちを「不安」と記録しました。

普段なら、多少辛くても「大丈夫」と言うのに。

すると、Fitbit Sense 2は「どうして不安を感じたのか振り返ってみましょう」と提案してきました。

せっかくだから、皮膚電気活動スキャンでもしてみようかな。

スルーすることもできましたが、今日は朝から気持ちが晴れなかったので、自分の不安な気持ちと向き合うことに。

手のひらをスマウォにかぶせるように乗せて2分間。ゆっくりと呼吸しながら、不安の原因を探ってみることにしました。

いろいろと考えを廻らせ、最終的に「自分がヤキモキしたところで状況は変わらない。それよりも子どもが帰宅したら落ち着ける環境をつくってあげたほうがいい」と心を落ち着かせようとしました。

それでも「不安」は去りません。だから、正直に「不安」と記録しました。

これがもし、誰かに聞いてもらっていたのなら、「聞いてもらって気分が晴れました」などと気を遣って伝えるところでしょう。しかし、機械相手だからこそ素直に「不安」と答えられたのです

そうすることで「ああ、自分は不安なのだな」と自分自身を受け入れられたような気がしました

それに、2分間でも「不安」や「心配」と向き合ったことで心は軽くなったような…ならないような。

Fitbit Sense 2は、「自分を褒めてあげましょう」と数値は良くなっていることを教えてくれました。

深読みしすぎかもしれませんが、誰も褒めてくれない、褒めたり寄り添う価値すらないと思われかねない「子どもへの心配」や「仕事への不安」を理解してもらえた気分に。

ストレスマネジメントは、Fitbitが力を入れている機能の1つ。

Fitbit SenseやFitbit Charge 5などでもストレスマネジメントの機能はありましたが、本製品では1日を通じて身体反応を計測し、ストレスに関連する反応が検出されるとブルっと振動して通知してくれるわけです。

つまり、ユーザーは未だかつてないほど「受け身」でいられるんです。

「ケアしてくれている感」がすごい!

その日は繰り返し気分を記録し、こんな結果になりました。

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子どもが学校に行っている間は不安が続き、帰宅したら安堵。その日1日喧嘩せずに過ごせた——と振り返って、幸福感が高まったのがわかります。

もちろん、こうした感情の起伏をトラッキングするのもいいのですが、個人的には、イライラしている時に(それが機械だとしても)気にかけてもらえたのが嬉しかったです。

年齢を重ねるごとに、「イライラしているの? 」と真正面から質問してくる人は少なくなります。大人になると、そういった踏み込んだ関係は減り、自分の感情は自分でマネージするのを求められるようになるからです。

でも、感情と向き合い、コントロールするのは思いのほか難しい。筆者はお酒に逃げがちなのですが…。

でも、Fitbit Sense 2はカウンセラーよろしく、数値を判断基準としてズバッと聞いてきます

実生活で他人に求めづらい甘えを、Fitbit Sense 2が受け止めてくれた気がしたし、どうにもならない気持ちの浮き沈みにアプローチしてもらえるのは正直言ってありがたいことだな、と思いました。

感情と向き合いたいなら断然Fitbit Sense 2

ストレスケアへのアプローチがすごいなと感じる一方で、ほかの機能は異なるシリーズと比較しても突出して秀でているとは思わなかったのは率直な感想です。

というのも、サブスクのメンバーシップ「Fitbit Premium」とアプリがあれば、スマウォ/トラッカーにかかわらず、多く機能やサービスにアクセス可能。

機能面の不足で不満を感じることもなかったのです(このアプリが本当に優秀で、月々カフェのコーヒー1杯分でエクササイズや睡眠、ストレスマネジメントのサービスが利用できるんですよ)。

なお、Fitbit Sense 2の目玉新機能の1つであるGoogle Mapは、近日ローンチなので経験できませんでした。

でも、1人で抱え込んでは「もうダメだ」と自己嫌悪に陥りやすく、自分のケアすら疎かになってしまいがちな筆者には、声かけ(?)してくれるFitbit Sense 2は専属カウンセラーがいるようで頼もしくも感じられました

通知が来るたびに感情を記録していたので、以前よりも自分のことを理解できるように。

アンガーマネジメントなど、感情やストレスをどうにかしたいと思っているなら手に取ってみてほしいです。

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Source: Fitbir(1, 2) / 商品貸出: Fitbit