「世の中には2種類の人間がいる」とはよく言ったものですが、今年は「できる人」と「できない人」との差が、如実に浮き彫りになった年だったように感じます。
そこで今回は、2022年に公開した連載『伊庭正康の「最高効率ワークハック」』の記事の中から、「仕事ができる」と評価される人の共通点を紐解いていきます。
仕事ができる人は、「合目的的に考える」
真面目に、愚直に、限界まで頑張る。そんな取り組み方をしているようでは、この激動の時代を乗り切ることはできません。
「できる人」は、常に現状と目標とを照らし合わせ、不要なことは切り捨て、目的に適う最善の行動を取る。この考え方を「合目的的(ごうもくてきてき)」と呼びます。
限られた時間とパワーを必要なことに集中させるために、身につけるべき思考術とは?
以下の記事でその詳細を解説しています。
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仕事ができる人は、「TPOにあわせた話法を使い分ける」
「あの人が頼むとなぜかスムーズに引き受けてもらえる」「あの上司が進行する会議は淀みなく、無駄がない」。
そうした高い評価を得る人たちは、TPOに合わせて「話し方」を工夫しています。
とはいえ、難しい技術は必要ありません。大切なのは、シチュエーションに応じて話法の型を使い分けるだけ。
それぞれの型は、話す内容や順序が決められているので、あとは当てはめていけばOK。型の種類や中身、シーン別の活用法については、以下の記事をご覧ください。
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仕事ができる人は、「理想の上司・部下像を体現する」
皆さんにとって、「理想の上司・部下」とはどのようなものですか? できる人は、こうした世間一般の理想像を体現しているものです。
まず見直したいのが、今の部下が上司に求めること。ある調査結果によると、この10年間でその価値観は大きく変わったと言います。
調査結果から明らかになった、「部下に嫌われる上司」ができていない2つのこととは…?
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先回りをして、円滑に物事が進むよう上手く調整してくれる部下は、きっと上司からも頼りにされることでしょう。そう、上司は(きっと)日々忙殺されているのです。
そんな「忙しすぎる上司」に共通する苦手分野は、もしかしたら「タスクの再分配」かもしれません。
ここを手厚くフォローできると、きっとあなたの評価も上がるはず。「できる部下」がやっている、タスクの再分配を仰ぐ交渉術を、以下の記事でご紹介していますよ。
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仕事ができる人は、「手帳の使い方にも工夫を凝らす」
できる人はなぜ仕事が速いのでしょう? 共通点には、仕事に着手する前から抜かりなくスケジューリングしていることが挙げられます。
では、なぜそれが上手くいくのか? 秘密は、「手帳の使い方」にあります。
できる人の手帳の選び方から、予定の立て方の基本を以下の記事では紹介しています。
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次の記事では、細かな記入時のテクニックから、手帳を活用したメンタルコントロール術まで、より一歩踏み込んだ活用術を解説。
手帳を「単なる予定表」と侮ることなかれ。できる人は、こうしたアイテムをも有効的に活用する術を知り尽くしているものです。
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連載記事を振り返って見えてきた、「できる人」と「できない人」との違い。
でも、どの項目も明らかな能力差を指摘するものではなく、スキルやテクニックを身につければ埋められるものでした。
生まれながらの天才はいたとしても、彼らもきっと技術を磨く努力を怠ってはいないはず。2023年も自分自身のアップデートを行ない、実のある年にしたいですね。