乗り物酔いをしやすい人は、車での長旅は最悪の事態になりかねません。
また、自分の子どもが乗り物酔いをする場合は、移動中の大半の時間を、本当に路肩に車を停めて休憩したほうがいいのかと考えながら過ごすことになります。
今回は、乗り物酔いで吐き気がしたときに試してほしいTIPSをいくつかご紹介します。
フロントガラスの外を見る
私が子どものころ、両親にいつも窓の外を見なさいと言われていましたが、それでさらに気持ち悪くなっていました。
窓の外を見るなら、フロントガラスの外を見るほうがはるかに良いです。自分の動きと、目に映る移動する動きが一致するからです。
だから、車酔いは後部座席のほうがひどいことが多いのです。
子どもは通常のシートベルトが着用できるようになるまで(チャイルドシート無しで)助手席に座れませんが、車酔いをした子どもが前方を見えるように座席を配置できる場合もあります。それができない場合は、子どもに目をつむってもらうのがいいでしょう。
大人で車酔いをしやすい人は、助手席に座ってください。もしくは、いっそのこと運転してはどうでしょう。
外の空気を吸う
乗り物酔いで気分が悪いときは、冷たい空気を吸うと吐き気が少し解消することがあります。科学的に完全に根拠があるわけではありませんが、吐き気を感じた時、人間の体は実際に体を冷やそうとするものだということはわかっています。
体が熱くなったり、のぼせたり、汗をかいたりすることがあるのはそのためです。
涼しい風に顔をあてると、気持ちいいと感じるので、気分が悪い時は窓を開けたり、エアコンを活用したりするといいでしょう。
自分の気を紛らす
乗り物酔いの症状は身体的なものですが、頭がコントロールしているものです。
別に悪い物を食べたわけでも、お腹を壊しているわけでもないのですから(そうではないことを祈ります)、音楽を聴くと、視覚と動きの感覚の違いを紛らわすことができます。
ですから、家庭用ゲーム機やクロスワードパズルのような、一点を凝視するものではない遊びをするのもいいです。
フロントガラスの外を見ながら、何歳であろうと、しりとりや「二十の質問」をするといいと思います。
最悪の事態に備える
車の中で(もしくは公共の交通機関で)気分が悪くなったら、色々な問題が起こります。気持ちが悪くなっても、すぐにいつでも乗り物を止められるとは限りません。
そんなときに、もどしてしまったらどうすればいいでしょうか?
自分や子どもが乗り物酔いをしやすいとわかっている場合は、吐きたくなった時のための袋や容器を用意しておきましょう。備えあれば憂いなしで、そのような準備をしていると思うだけで必要なくなることもあります。
Source: Wikipedia, Live Science