仕事はできないのに、自分の無能さを人のせいにす上司に心当たりはありませんか?

仕事で無能を装い、それを他人の責任にしようとするこの習性は、「無能の武器化」と呼ばれ、職場でさまざまな形で現れます。

自分の失敗なのに他人を責め、その仕事を引き受けざるを得なくしておいて、手柄は自分のものにするのです。

上司による無能の武器化を認識する(そして対処する)方法

上司が示す無能の武器化の主な兆候として、プロジェクトを完了するために本当に必要なことがまったく分かっていない場合が挙げられます。

仕事を完了するのにかかる時間を、12時間ではなく2時間と見積かもしれません。部下の作業負荷を判断できないかもしれません。

上司によっては、本当にわかっていない可能性もあります。上司によっては、意図的に多くの仕事を引き受け、部下にきつい仕事を押し付けている可能性もあります。

実際のところ、部下にはサポートはほとんど与えられないのにもかかわらず。

「リーダーの多くがこの手を使ってしまうのは、組織がそうするのを助長し、見返りを与えてしまうからです」と、ニューヨーク大学の社会心理学者であり、「仕事に引っ張り込まれる-有害な同僚にどう対処するか(Jerks at Work: Toxic Coworkers and What to Do About Them)」の著者であるテッサ・ウェストは述べています。

会社のお偉方は、この上司がほとんど何も貢献していないことに後になって気づくのです。

理不尽な上司に対処する方法

この手の上司に対処する場合には大勢で立ち向かった方が勝てるのです。

この人たちの弱点は、攻撃の対象どうしが互いを見つけてしまうことです」とウェストは言います。

みんなが団結して無能さのパターンを明らかにすれば、幹部たちに生産性にどのように悪影響を与えているか示せます。

「問題が広まるのは、二者の間の一回限りの衝突よりも上司にとっては怖いのです」とウェストは言います。

Source: Tessa West, Huff Post