デスクワーカーであれば、日中のほとんどの時間、パソコンかスマホの画面と向き合っているという人は少なくないでしょう。

筆者も終日モニターとにらめっこの日々を送っており、眼精疲労やドライアイといった目のトラブルは避けられません。

「何とかしたいな」と本気で悩んでいた折、ライフハッカーの人気連載「毎日書評」でも紹介されていた、話題の『超効率耳勉強法(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』という本を読みました。

筋トレや家事をしながら効率的に学べる「耳読書」のすごい効能 | ライフハッカー・ジャパン

筋トレや家事をしながら効率的に学べる「耳読書」のすごい効能 | ライフハッカー・ジャパン

本書の骨子は、オーディオブックを活用することで、読書タイムを効率化する、というもの。目で字面を追うよりも朗読を聞きとったほうが、脳の負担が少なく、記憶の定着率も高いのだとか。

仕事柄、年に数百冊の書籍に目を通しているので、さっそく実践してみることにしました。それからしばらくして、「今まで画面で読んでいたものを片っ端から聴くようにすれば、目の疲労も軽減できるのでは?」と、ふとひらめいたのです。

メール、ニュースサイト、PDFの論文・資料、パワーポイントの原稿など、パソコンの画面を通して読むものは多岐にわたり、分量もかなりのもの。それらを音声読み上げ機能で聴いてしまうわけです。

優しい声で読み上げてくれるアプリを活用

調べてみると、最近の音声読み上げアプリは、ディープラーニングのおかげで性能が著しく向上しているそうです。一昔前の棒読み合成音とはまるで別物で、「聞いていてかえってストレスになる」という心配はなさそう。

そこで、探してみて気に入ったのが、VOICEVOXという無料アプリ。「優しく可愛い声」「爽やかな青年の声」など10以上の声から選び、読み上げてもらうことが可能です。

プロの声優を起用しているのか、声質もよく、イントネーションも自然で、漢字の読み間違いも少なく、かつての棒読みとは比較になりません

使い方は、読み上げてもらいたい内容をいったんテキストファイルに入れ込んで、「テキスト読み込み」→「連続再生」させるだけ。「話速」「抑揚」といった調整もできますが、基本的にデフォルトで問題ないでしょう。

筆者は具体的に、次のような使いかたをしています。

  1. 早朝、To Doリストの「読み上げ」項目に、読み上げてほしいものをピックアップして一覧化
  2. 一覧化したものを1つのテキストファイルに流し込み
  3. 空き時間にVOICEVOXで読み上げ

読み上げるものは主に、長文のメール、仕事のネタになりそうなニュースサイトやニュースリリースの文言、自分が書いた原稿などです。

短いメールは目で読んで処理したほうが早く、自分が書いた原稿を朗読させるのは校正・推敲のためです。これらは、電車・バスに乗っている時、炊事や掃除など家事をしている時に聞きます。

マルチタスクは、メリットよりも弊害のほうが多いのはよく知られていますが、リスニングに関しては例外です。『超効率耳勉強法』でも、「ながら聴き」が推奨されています。

その日のタスクの分量・種類にもよりますが、「ながら聴き」をするのは、30分から1時間ほど。言い換えると、毎日その分、モニターを見つめている時間は減らせたわけです。

1日のVDT作業時間からみれば、さしたる割合ではないですが、それでも1日の終わりに蓄積される目の疲れや脳の疲労感が結構違います。それは仕事のパフォーマンスにも影響し、業務の遂行効率が上がったと実感しています。

目の疲れが気になる方に、心からおすすめできるライフハックです。

Source: VOICEVOX