LinkedIn、Apple純正メモアプリ、Notion
――お気に入りのツール(またはアプリ)を3つ教えて。
1つ目はLinkedIn。
海外の方とは、LinkedInのDMでやりとりしています。メールはほぼ海外とは使わないですね。埋もれてしまって、お互いに気がつかないことがあるので。
2つ目は、Appleの純正の『メモ』アプリ。
タスク管理のアプリはいろいろと使いましたが、一番使いやすくApple純正のメモに落ち着きました。社内のメンバーとも、メモでタスクを共有して管理しています。iCouldで連携しながら、リアルタイムでアップデートされていくので、進捗状況を把握するのにとても重宝しています。社内にiPhoneユーザーが多く使い慣れているのも大きいです。

最後は、Notionです。
個人のブレスト用に活用しています。紙のメモにはざっくりとしたアイデアを書き出し、Notionでまとめるという使い分けをしています。

b8ta Japan立ち上げ時、最初の仕事はチーム作りだった
――これは人より得意だと思うことは?
「海外の製品やサービスを日本にローカライズすること」
b8taをアメリカからそのまま持ってきても、日本には受け入れられません。日本で広げるための戦略を立案して、実行していくのが得意です。前職はダイソンで、世界初のダイソンの旗艦店を表参道に立ち上げた際も日本の市場に合わせてローカライズを担当しました。
――ローカライズするときのコツは?
サービスやプロダクトでやり方は変わりますが、社長としての一番重要な仕事は、チームづくり。b8ta立ち上げの際も、最初の1年間はチーム作りにフォーカスしていました。各ポジションで、自分よりも優秀なスタッフを採用して、自走できるチームを立ち上げました。2019年11月に立ち上げて、2020年8月に日本初のb8taストアを有楽町と新宿に同時オープン。現在は、各分野に秀でた50名前後の従業員が在籍しています。
ダイソンのCEOからもらったアドバイス
――これまでもらったアドバイスで印象的なものは?
「目の前にきたチャンスはすべて掴め」です。
ダイソンのグローバルのCEOと食事する機会があり、キャリアのアドバイスをお願いしたときの言葉です。
「できるできない」はさておき、目の前のチャンスを得るために挑戦することの大切さを感じました。このアドバイスが役に立ったのは、くしくもダイソンを退職して、b8taに挑戦をするときでした。
――自分の仕事哲学について一言
「新しいことに取り組むこと」
誰にでも「Day1(1日目)」があります。まだ少し早いかなと思っても思い切って仕事を任せてみたり、新しく挑戦する機会を用意できるよう意識しています。一歩踏み出すことを恐れていては、挑戦できません。もちろん私にもDay1がありました。常に新しいことに取り組む姿勢を大事にしたいです。
今後のb8taの取り組みについて
国内では、売ることを主目的としない店舗「b8ta」というカテゴリーの確立ができてきました。一方で、面積に限りがある店舗型のビジネスモデルでは、売上の上限が自ずと決まってきます。この先は、違ったビジネスモデルでスケールを考えています。
その一つとして先日「by b8ta」という取り組みを発表しました。売ることを主目的にしない店舗、通称”売らない店”を商業施設や実店舗が独自に開業、導入、運営できるよう支援します。
たとえば、商業施設の一区画を体験型にしてみようと思っても、何からはじめたらいいかわかりませんよね。そこで、b8taがソフトもハードを含めて、運営のためのノウハウを提供します。ローンチは年末の予定です。体験型ストアをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
働き方のヒントをお届け!クリエイターやビジネスパーソンの“リアルな仕事術”をご紹介。
Source/Photo: b8ta Japan