変化があらゆる方向から飛びかかってきているのは周知の事実です。

2019年に、誰もが知っていたような生活は、まさしく文字通り、一夜にして変わってしまいました。約2年半後の今、私たちは未だにこのジェットコースターに縛られ、その余波と生活が受けた影響を目撃し、体験しています。

一言で言えば、圧倒されて疲れ果て、さまざまなレベルで慢性的なストレスを抱えているわけですが、これは人生において避けられない要素だとも言えます。

しかし、特に今日の混沌とした時代において、変化(予測不可能な波乱に満ちたものであれ、大いに予期されたものであれ)を乗り切ろうとすることで普段の日々の生活が狂わされる可能性があるのです。

恐らく、最も大きな影響を受けるのは自分自身で決断を下そうとする時であり、そうするには最終的に自分自身の判断に委ねられることになります。

進展を遂げる「良い意思決定」とは?

優柔不断さを物ともせずに正しい方向へ導いてくれる人がいたら、どんなに楽でしょう。

自分自身を軌道に戻し、今で言う「ニューノーマル」を確立しようと誰もが戦っています。自分自身に野心的な目標を設定し、進んでいきながらどれが最も近道かを判断しているのです。

しかし、どのような目標であってもそれを達成するためには、まず意思決定の技術を習得する必要があります。そうでなければ、私たちは動けないままで、緊張状態にまで陥り、まったく前進することができなくなってしまいます。

そのため、変化の波が押し寄せるなかで、目を向ける先を変えなければなりません。以前は目標設定や達成に関する議論が盛んでしたが、今では意思決定へと方向転換しているのです。

北極星のように「なぜ」という問いを促してくれるような、方向性を示す第一目標も必要ですが、麻痺状態を回避して前進するためには意思決定能力を高める必要があります

たとえば、軍隊の意思決定には「70%ルール」があります。「情報の70%が揃えば前進することができる」というものです。

進展を遂げるには、間に合う「良い」決断のほうが、遅すぎる完璧な決断より優れているのです。特に、重みのある決断には焦点を絞ることが有効です。

次のページ>>
意思決定の「正式なプロセス」に必要な、比較検討すべき「2つの要素」とは?
12