健康というのは、デスクから離れている時だけのものではありません。仕事をしている最中でも、健康をサポートして然るべきです。
今回は1日の大半を過ごす仕事場をチェックしていきましょう。
この記事では、自宅の仕事場に関するちょっとしたアイデアを中心に紹介していきますが、どこで、どのように働いているかに関わらず、健康は大事です。
従来の多くの職場では、組合など社員の組織が、より健康的な労働条件を求めるというのが頭に浮かぶ人もいるでしょう。
しかし、今回は自宅のデスクや仕事スペースについて見ていきたいと思います。
椅子を調整する
まず最初に、仕事中は快適に座れていますか?
座り心地の悪い椅子をずっと使っている人は、もっと良い椅子を買うか、もっと座り心地が良くなるような対策をしましょう。
米LifehackerのライターAbu Zafar氏は、人間工学の専門家を招いて自分の仕事場を点検してもらった時にわかったようですが、椅子の座面の奥行きや、高さ、背もたれなどを調節すると、大きく改善されます。
しかし、職場の椅子が自分に合っていない人にも朗報です。完璧な椅子や完璧な姿勢を見つける必要はありません。動いているのが快適な人は、動き回っていても良いのです。
大事なのは自分が快適であることで、快適になる正しい方法を探すことではありません。
私は木製の椅子に座り、柔らかいフットスツールも使って、数分おきに体勢を変えています。人間工学のガイドに載っている方法ではありませんが、私には効果があります。
姿勢やPC周辺機器を工夫する
キーボードが高すぎたり、モニターが低すぎたり、ノートPCのトラックパッドで細かな作業をするのに悩まされていたりしませんか?
どれも解決できることです。快適に仕事ができたり、作業がはかどったりするのであれば、別売りのマウスやキーボードを買うのは理に適っています。
積んだ本の上やスタンドに、ノートPCやモニターを置くのも良いでしょう。
また、仕事や作業によって場所を変えるなど、臨機応変に最適化することも覚えておいてください。
たとえば、安価な折りたたみテーブルの上に本を積めば、Zoom会議にバッチリです。あとは、家の中の良い感じの背景の場所にそれを移動させるだけです。
運動しやすい環境をつくる
少し前に、仕事中や合間の休憩中に運動する方法をご紹介しました。
スタンディングデスクや移動可能なデスクを置くだけでなく、ちょっとした運動をするための時間と場所を決め、運動がしやすくなるように、朝からスポーツウェアを着て仕事をするのもありです。
(スウェットやジャージのパンツに、Zoom会議にも出られるようなトップスを合わせるのが定番です。)
食事の計画を立てる
冷蔵庫にお弁当を準備しておかなければならないという意味ではありません(もちろんそれができれば最高ですが)。
仕事の日にいつ、どこで、どのように食事をするかを考えておくということです。
いつもデスクから離れて昼食を取ろうと思っているのに、結局デスクで食べてしまう人は、改善の余地があるかもしれません。
自分で決めたことをきちんと守れるようになる方法を見つけるか、計画を見直しましょう。なおかつ、自分に優しい無理のない計画にします。
たとえば、デスクにランチョンマットとコースターを置けば、きちんと小綺麗に食事をすることができます。そうすれば、デスクに置いてある本や書類の上に食事のお皿が載らなくなります。
もしくは、締め切り直前でお腹が空いている時は、デスクで食べることになるかもしれません。そんな時は、本当に休憩が取れるまで乗り越えられるよう、手元に健康的なスナックやおやつを置いておきましょう。
デスクを片付ける
最後に、ずっと見て見ぬ振りをしているかもしれませんが、とにかくデスクはきれいにしてください。
枯れかけの観葉植物のように自ら置いた物、自然と溜まっていった物などがデスクの上にあるのではないでしょうか。
今年の頭に、同僚の助けを借りて、たった10分でデスクを掃除しました。その見返りは信じられないほど大きく、1年分溜まったゴミがあっという間に消えました。
しかし、私のデスクはまたもや以前と同じ様相を成しており、もう一度同じことをやったほうが良いのではないかと思っています。
印刷したのに何もしなかった書類や、散らかった状態を見るとストレスを感じますが、きれいなデスクを見れば心が落ち着くはずです。
結果はどうあれ、きれいなデスクは良いものです。新しい写真や絵を飾ったり、観葉植物に水をあげたりして、デスク周りを整えるのも良いです。
きれいな状態の時に、自分でルーティンを決めましょう。1日の終わりに、汚れたお皿と必要のない書類を片付けるとか、毎週ゴミ箱を空にするなどです。
面倒だとは思いますが、それで少しでも幸せで健康になるなら、やるだけの価値はあります。
──2020年11月6日の記事を再編集のうえ、再掲しています。
訳:的野裕子/Source: YouTube