あれほど暑かった夏が嘘であるかのように、じわじわと寒くなってきましたね。

寒い冬が苦手で、今から憂鬱になっている人も少なくないでしょう。

筆者もその1人でした。

特にフリーランスになってからの大きな課題が「冬の朝の早起き」でした。

別のTiny hack記事で紹介しているように、筆者は早朝に起きて、できるだけ早くその日にすべき業務をスタートさせることを推奨しています。

ですが、冬の時期については、それができたのはつい最近の話です。

以前は、目覚めてから1時間も布団の中でぐずぐずしていました。寒がりで冷え性、風邪を引きやすい体質でした。

南の島に脱出した日に「寒がり克服」を決意

それを回避するため、2020年12月に宮古島のシェアハウスに「脱出」し、3カ月そこで過ごしました。

シェアハウスに到着した日に思ったのは、「冬が来るたびに南の島に駆け込むというのは、持続可能性の高いライフハックではないぞ」という実感です。

その日のうちに発想を逆転し、「寒がりを克服する」方向性を目指すことにしました。

それからいろいろ模索しているうちに、1冊の書籍に出合いました。

書名は『ICEMAN 病気にならない体のつくりかた』(サンマーク出版)。

書籍の表紙には、首まで氷に浸かった男性がにっこり微笑んでいます。その男性が、本書の著者であるオランダ人のヴィム・ホフさんです。

ホフさんは、北極圏で素足でハーフマラソンを完走する、上半身裸でキリマンジャロを登るなど、耐寒記録において数々のギネス記録を持っている方

何としても寒がりを克服したい筆者は、本書にいたく関心をそそられ、一読しました。そして、そこで紹介されているメソッドを、毎日行なうようになりました。

ヴィム・ホフ・メソッドの効果は、間もなく現れました。

朝、覚醒してすぐに布団から出られるようになり、以前よりも1枚薄着で真冬を過ごせるようになったのです。風邪とも無縁となりました。メソッドをやってよかったと、しみじみ思います。

前置きが長くなってしまいましたが、このメソッドの基本をこれから紹介します。

メソッド1. 水のシャワーを1分浴びる

ヴィム・ホフ・メソッドは、コールドトレーニングと呼吸法の2本の柱からなります。

コールドトレーニングとは、寒さに身をさらすことです。その1つのやり方が「冷水シャワー」。浴室で水のシャワーを浴びるというものです。

まず温水を浴びながら、数秒かけて息を吸い、数秒かけ息を吐く。これを1分ほど続けます。そして、だんだんと水温を下げていきます。この間、呼吸のリズムを維持するように努めてください。一番低い水温、つまり冷水になったら、その状態で1分間浴び続けて終了

最初は足だけ、次に腕だけというふうに、浴びる範囲を広げていけば、慣れが早いです。

くれぐれも呼吸には注意しましょう。冷たい水を浴びると、本能的な反応として息が詰まります。そうなると、なおさら冷たさに弱くなりますから。

メソッド2. リズミカルな呼吸法

メソッドのもう1つの柱となる呼吸法は、次の要領で行います。

  • 自分の寝室など邪魔されないところで横になります。
  • 深く息を吸って、吐き出します(完全に吐ききらない)。
  • これを30回繰り返します。30回目で息を完全に吐き切り、あごを引いて息を止めます。
  • 息苦しくなったら、呼吸を再開します。このサイクルを何度か繰り返します。

ヴィム・ホフさんのYouTubeチャンネルには、日本語の音声ガイダンスつきで初心者向けの呼吸法があります。習慣として定着するまでは、毎日このガイダンスにしたがって行ないましょう。

ヴィム・ホフ・メソッドが効く医学的な理由

ところで、なぜ冷水のシャワーと呼吸法で、寒さに強くなり風邪にかからなくなるのでしょうか?

詳細については『ICEMAN 病気にならない体のつくりかた』に譲りますが、簡単に説明すると、キーワードとなるのは「褐色脂肪細胞」です。

褐色脂肪細胞は、体内の脂肪酸やブドウ糖を燃焼させて、身体を温める機能があります。

この細胞は、赤ん坊のころにはたくさんあります。赤ん坊が、低温下でも身体がすぐに暖かくなるのはこのためです。しかし、成人になると、ほとんどなくなってしまいます。

ところが、冷たい水を浴びる習慣を持つと、この褐色脂肪細胞が増加することがわかっています。同時に、白血球も増加することが確かめられており、体内にウイルスが入ってきても、速やかに撃退できる体質になると考えられます。

呼吸法については、細胞内のミトコンドリアに、より多くの酸素を供給する現象が起き、エネルギーの生成が増加し、身体が熱を帯びるからだ、と説明されています。

めっきり寒くなり、風邪を引きやすいこの季節。興味がわいたら、トライしてみてはいかがでしょうか。

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