「この人はこういう性格だ」「この人はこういう印象だ」と周囲に判断されることは、誰にでもあるでしょう。

それが正しいのならまだ受け入れられますが、間違ったレッテルを貼られたり、印象が独り歩きしたりすると困ってしまいます

それはハリウッド俳優にとっても同じ。ヒット作に恵まれても強烈なキャラクターイメージがついてしまい、仕事の幅が狭まってキャリアが閉ざされてしまう人も少なくありません。

そんな中、2度もイメージが固定され、さらに低迷期まで経験したのに見事に復活した人がいます。

というわけで、今日はかつて「ラブコメの女王」と言われた、リース・ウィザースプーンの仕事術を見ていきたいと思います。

「大袈裟な演技をする女優」というレッテル

リース・ウィザースプーンの銀幕デビューは14歳の『マン・イン・ザ・ムーン』(1991年)。

ジュブナイル映画『クルーエル・インテンションズ』(1999年)で広く認知されるようになり、マシュー・ブロデリックと共演したブラックコメディ『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』(2000年)で演技力が高く評価されました。

同作は、野心家の少女が生徒会長に立候補するも、教師からの妨害を受けるストーリー。なんとしてでも昇り詰めようと努力を惜しまない姿と、一時停止されるたびにドアップで映し出されるリースの変顔が印象的です。

しかし、この時の演技がきっかけで「大袈裟な演技をする女優」「地雷演技女優」のレッテルを貼られてしまいます。

その後は同じような役柄しかオファーされなくなり、24歳の若さでステレオタイプからの脱却を強いられることに。

この時点で既に女優歴10年ほどに達していたリースは、「若い女性に向けた良質な映画をつくりたい」と考えて2000年にType A Filmsという制作会社を設立

同制作会社が手掛けた作品第一弾こそが、のちに彼女の代名詞的作品となる『キューティー・ブロンド』です。

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「ブロンド=バカ」というレッテルを逆手に取り、大成功を収めた代表作
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