点が線になれば、よりわかりやすく。針を刺さずに持続グルコースモニタリング(CGM)できるスマートウォッチとして、フランスのPKvitality社が開発中の「K'Watch Glucose(ケーウォッチ グルコース)」が注目を集めています。

血糖値を測れるスマートウォッチといえば、去年のCESでお披露目されたクォンタムオペレーションの試作品も記憶に新しいところ。どちらも「針を刺さない」という点では一緒なのですが、K'Watch Glucoseは間質液中に含まれるブドウ糖の濃度を持続的に測定して、血糖値に換算した値を記録します。

間質液中の糖濃度は血糖値と同じではないものの、連続して記録することで血糖値の変動を推測できるので、糖尿病患者にとっては健康を維持する上で重要な目安となります。

世界初の腕時計端末型CGMデバイス

Image: PKvitality

腕時計端末型のCGMデバイスとしてはK'Watch Glucoseが世界初。まだ臨床実験段階にあるものの、ゆくゆくは非侵襲性の技術を用いて血糖値の変動を推測できるようになるそうです。

糖尿病患者さんにとって、これは大いに期待できるんじゃないでしょうか。

というのも、血糖値の自己測定には穿刺(せんし)用の針で指先から少量の血液を採る必要があるんですね。糖尿病患者、ことさら小児糖尿病患者にとって、一日何度もチクッとするのはできれば避けたいもの。針を使わずに血糖値の変動を知る方法があれば、より積極的に健康管理に取り組めるかもしれません。

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針を刺さずに血糖値の変動を推測できる仕組みは?
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