ポータブル電源といえば、「キャンプで使うもの」もしくは「防災用に準備しておくもの」。そういったイメージを持たれている方も多いでしょう。

しかし、それは先入観と言えるかもしれません。

というのも、ポータブル電源の「EcoFlow RIVER Pro」を家で、日常的に使ってみたら、思わぬ便利さに気づいてしまったからです。

冷蔵庫や洗濯機、テレビといった大きな家電だけではなく、コンパクトで便利な家電が増え続けている現在。

ポータブルな小型家電を有効活用するためのバッテリーとして、今後は一家に一台、欠かせないアイテムになるのでは、と感じています。

多彩な機能を搭載したポータブル電源

ポータブル電源には様々なサイズ・機能の製品がありますが、今回の推しは「EcoFlow RIVER Pro」。

重量、サイズ感と、チャージできる電力量など機能のバランスが優れているモデルです。

電力の容量は720Wh(28.8V)。10WのLEDライトなら約65時間も連続点灯できる容量です。

かなりの余裕がありますが、大事なのはこの電力をチャージするために必要な時間。

バッテリー容量0%から80%まではEcoFlowが開発した急速充電機能「X-Streamテクノロジー」により、たったの1時間以内で充電できるのです。

100%まで貯めるために必要な時間もたったの1.6時間。急速充電機能はスマートフォンなどでよく使われる機能ですが、大容量ポータブル電源でも使えるのですね。

驚きの機能はまだあります。「EcoFlow RIVER Pro」の定格出力は600Wですが、その2倍の最大1200Wの電化製品が稼働可能となる「X-Boost」機能が搭載されています。

これは対応機器の動作電圧(単位はボルト・V)を下げることで、消費電力(W)を定格出力600W以下に抑えて動かすことができる機能です。

ほかにも、

  • 容量を2倍にできる拡張バッテリーの連結機能
  • 壁コンセントのほかにソーラーパネルや、車のなかでのシガーソケット発電機といった多彩な方法で充電可能
  • 充電や容量の状況をチェックしたり、設定を変更できるスマートフォンアプリ

など、ほかのメーカーにはない新機軸の機能を盛り込んでいます。

豊富なポートを備え、接続機器を選ばない

仕事のある平日には、「EcoFlow RIVER Pro」はモバイルコンセントとして、ノートPCの電源やスマホの充電など、必要な電源をすぐそばで供給してくれる存在として活躍します。

実際に「EcoFlow RIVER Pro」を自宅で使いはじめてみると、まずは充電速度の速さに驚きますし、助かったという思いでいっぱいになります。

バッテリーを消費していたにも関わらず、充電を忘れていた朝でも大丈夫。

1時間以内で80%まで充電できますから、朝ごはんの支度&食事の時間で事足ります。

スマホアプリで充電状況をチェックできるから、たとえば「充電も十分だし、ご飯のあとにすぐEcoFlow RIVER Proを使って仕事に取り掛かろう」や、「もうちょっと充電したいから食後のコーヒーも入れるか」など、手元で状況をチェックして判断できます。

わざわざ本体を見に行かなくても、把握できるのが非常に便利です。

専用アプリで充電状況を確認
専用アプリで充電状況を確認

また「EcoFlow RIVER Pro」には静音モードが備わっています(アプリの設定画面から「AC低速モード」をON)。

急速充電中に熱くなりすぎたバッテリーを冷却するための空冷ファンを、動かさずにゆっくりと充電するためのモードですが、テレビを見ているときや深夜でも静かですし、バッテリーに負荷をかけにくいというメリットもあります。

次にありがたいと感じるのは、コンセント・ポート数の多さと種類です。

前面には汎用性が高い3つのUSB Type-Aポート(うち1つは最大18Wの急速充電対応)、1つのUSB Type-Cポート(最大100W対応)、シガーソケットDC5521出力×2、側面にはAC100Vのコンセントが3つ備わっています。

これだけのコンセント・ポートがあるから、ノートPCのACアダプターも、電気ケトルも、スマートフォンの充電ケーブルも同時に使えます(接続する機器の消費電力にもよります)。

室内の配線を気にすることなく、家のどこでも快適に仕事できる
室内の配線を気にすることなく、家のどこでも快適に仕事できる

形状、仕様が異なる電源ケーブルをまとめて差せる多機能型延長タップは存在します。

しかし壁コンセントから、様々な機器を置いて使うテーブルまで、延長タップのケーブルそのものは床に這わせることになります。

ロボット掃除機がうまく掃除できなくなりますし、床にあるケーブルに足をひっかけてしまう危険性もあります。

「EcoFlow RIVER Pro」があれば、そんな問題が解決します。

リビングの真ん中でも窓の近くでも、壁コンセントの位置にかかわらず多くの電化製品を一気に使うことができるんです。

気分転換したいときは、「EcoFlow RIVER Pro」と一緒に動けばいい。

状況によってテレワークスペースを切り替えられますから、常に作業に集中できます。

自宅での生産性を高めるための足場を支えてくれる。それが「EcoFlow RIVER Pro」なのです。

庭でも、公園でも。プチアウトドアをどこでも快適に満喫できる

平日だけではありません。休日も、自宅での癒し時間を支えてくれるのが「EcoFlow RIVER Pro」です。

ベランダや庭にコンセントを増設するためには高い工事費を払わなくてはなりませんが、「EcoFlow RIVER Pro」ならどこにでも運ぶことができますし、好きな場所で電化製品が使えるようになるメリットがあります。

コーヒーを淹れて、タブレットで動画を楽しみ、冷えてきたら電気毛布をかけて…といった使い方も
コーヒーを淹れて、タブレットで動画を楽しみ、冷えてきたら電気毛布をかけて…といった使い方も

なお、一般的な家電の消費電力は次の通りです。

オーブントースター 600~1200W

炊飯器 350~1200W

たこ焼き器 700W

コーヒーメーカー 450W~650W

電気ケトル 600~1250W

省エネ家電が増えたとはいえ、調理をしたりお湯を沸かすような機器の消費電力は高いものが中心

でも「EcoFlow RIVER Pro」には「X-Boost」機能があります。なので電気ケトルやコーヒーメーカー、オーブントースターといった機器も使うことができます。

部屋に戻ればいくらでも電化製品が使えるとはいえ、庭なら庭、ベランダならベランダに腰を据えたなら、その場所から動かずにコーヒーを入れたりピザトーストを焼きたいもの。

楽な気持ちでキャンプ気分を味わうのに、「EcoFlow RIVER Pro」のスキルが生きるんですね。

また「EcoFlow RIVER Pro」にはオプションで充電用ソーラーパネルが用意されています。

太陽の光が当たるようにソーラーパネルを広げて置いておけば、「EcoFlow RIVER Pro」の利用時間を伸ばすことができます。

さらに拡張バッテリーと連結させることで、さらなる長時間の利用が可能に

自宅のアウトドアスペースだけではありません。デイキャンプが可能な公園でもフル活用できますよ。

マンションもそうですが公園も直火や炭火コンロなどが使用禁止のところばかりですが、「EcoFlow RIVER Pro」があれば温かいアウトドア料理をつくって食べられます

朝早く起きてお弁当の用意をしなくてすむようになる。

「EcoFlow RIVER Pro」がそばにあることで、不自由を感じることなく休日を過ごすことができる

これはデイキャンプの概念を変えるポータブル電源といえますね。

一家に一台置いておきたいポータブル電源

もちろん「EcoFlow RIVER Pro」は、車中泊や1泊のテントキャンプ、そして防災用としても活躍するポータブル電源です。

1台手元にあるだけで、マルチなシーンで活用できます。

平日であっても休日であっても、「EcoFlow RIVER Pro」のパワーを頼ることで過ごしやすくなる。

ストレスフリーで快適な日常を送ることができる「EcoFlow RIVER Pro」

この機会に手に入れてはいかがでしょうか。

Photo: 小原啓樹 / Source: EcoFlow(1, 2), Amazon