ウェブブラウザのベストな設定は、何層にも重なったメニューの中に隠れていがちです。Microsoft Edgeも例外ではありません。
Edgeは、すぐに使えるとても優秀なブラウザーなので、大きな問題というわけではありませんが、改良の余地があることはたしかです(その1つが、Bing検索の使用をユーザーに無理強いするデフォルト設定です。これはもう犯罪レベルと言っていいでしょう)。
メニューやサブメニューを行ったり来たりする手間を省くには、どうすればいいのでしょうか? この記事では、Microsoft Edgeを劇的に使いやすくするためのヒント8つを紹介します。
今日のワークハック:Microsoft Edgeの設定を変更する
1. デフォルトの検索エンジンを変更する
Bingは、誰にとってもベストな検索エンジンではありません(ベストだと思う人は誰かいますか?)。にもかかわらず、残念ながらEdgeでは、これがデフォルトのオプションになっています。これをGoogleやDuckDuckGoへ切り替えるには、以下の手順に従います。
- Edgeを開き、右上にある「3点ドットのアイコン」をクリックする
- 「設定」>「プライバシー、検索、サービス」>「アドレスバーと検索」の順に進む
- 「アドレスバーで使用する検索エンジン」の横にある「ドロップダウンメニュー」をクリックして、検索エンジンを変更する
- 「新しいタブでの検索、検索ボックスまたはアドレスバーを使用する」の横にあるドロップダウンメニューをクリックして、「アドレスバー」を選ぶ
これで、新しいタブページの検索エンジンも、あなたの好みに合わせて変わります。
2. ツールバーをカスタマイズする
ツールバーをカスタマイズすれば、よく使うオプションだけを、指先1つで操作できるところに置いておくことができます。
たとえばEdgeには、ほかのアプリへリンクをすぐに送れる便利な「共有ボタン」が組み込まれています。こうしたものをツールバーに追加して、あまり使わないオプションは削除してしまいましょう。
「設定」>「外観」の順に進み、「ツールバーに表示するボタンを選択してください」までスクロールダウンします。このセクションで、あなたの好みに合わせて、ボタンとオプションを追加・削除できます。
3. 垂直タブをオンにする
ほとんどのブラウザは、水平タブ表示がデフォルトになっています。大きなワイドスクリーンのディスプレイなら、これでもかまわないでしょう。しかし、狭苦しいラップトップ画面では、ぎゅうぎゅうになってしまいます。
垂直タブを使うと、Edgeで使えるスクリーンスペースを最大化できます。この機能をオンにするのは簡単です。
「設定」>「外観」の順に進み、「ツールバーのカスタマイズ」のセクションまでスクロールします。次に、「現在のすべてのブラウザーウインドウの垂直タブを表示する」の横にある「オンにする」ボタンをクリックします。
4. スクショを素早く撮影する
Edgeには、とても強力なスクリーンショットツールが組み込まれています。このツールを使えば、ウェブページ上のカスタムエリアを撮影したり、サイト全体のスクローリング・スクリーンショットを撮ったりといったことができます。
この機能を使うには、キーボードの「Ctrl+ Shift+ S」を押します。スクリーンショットメニューが表示されるので、画面上の指示に従って、スクリーンショットを撮影・編集します。
5. 新しいタブページを整理する

Edgeの新しいタブページはごちゃごちゃしています。すっきりした外観を好む人にとっては、これがイライラの原因になるでしょう。
この問題を解決するには、新しいタブを開き、ページの右上にある「ギアアイコン」をクリックします。お好みによると思いますが、個人的には、次のオプションをオフにすることをおすすめします。
- クイックリンク
- 注目リンク
- バックグラウンド
- あいさつを表示
- Officeサイドバー
- 新しいタブのヒント
- コンテンツ
これで、ページがずっとすっきりした見た目になり、使いやすくなると思います。
6. パフォーマンスを改善する

EdgeのせいでPCの速度が落ちてきた…そんな気がする時は、Edgeに組み込まれている「効率モード」をオンにすれば、PCを一瞬でスピードアップできます。
「設定」>「システムとパフォーマンス」の順に進み、「効率モードをオンにする」をオンにします(ついでに、米Lifehackerが作成したEdgeのパフォーマンスを上げるためのヒント集も、ぜひチェックしてみてください)。
7. Microsoftの追跡を減らす
表向きにはユーザーのEdge体験を向上させるためという理由で、Microsoftはかなりのアナリティクスデータを利用しています。プライバシーを重視したい人は、このデータ収集を部分的に無効にできます。
「設定」>「プライバシー、検索、サービス」の順に進みます。
オプションの診断データセクションまでスクロールダウンすると、3つのオプションが表示されます。それぞれ、ブラウザーのデータ収集、検索データ、そして閲覧履歴データのためのオプションです。これら3つをすべてオフにしましょう。
次に、一番下にあるサービスのセクションまでスクロールすると、次のオプションもオフにできます。
- Webサイトが見つからない時に、類似したサイトを提示する
- Microsoft Edgeでのショッピングで時間とお金を節約する
- Microsoft Edgeでフォローするクリエイターのおすすめ候補を表示する
- フォローしているクリエイターが新しいコンテンツを投稿した時に通知を受け取る
- Discoverで探索できる関連項目の通知を受け取る
8. その他の便利なプライバシー設定をする
これらの項目をすべてオフにしたら、さまざまなサイトに与えられているアクセス許可もチェックしましょう。「設定」>「Cookieとサイトのアクセス許可」の順に進みます。現時点で許可を与える必要のないものがあれば、オフにします。
次に、「すべてのアクセス許可」の下にあるオプションを確認して、注意深く設定します。できれば、位置情報と、モーションセンサーまたは光センサー、通知、バックグラウンド同期、USBデバイスへのアクセスは完全にブロックしましょう。
連載「今日のワークハック」では、仕事が速く効率的にこなせる!ツール・アプリ・OSのショートカットや使い方、アイデアをお届けします。