そのままでもスタイリッシュなMacBookですが、自分流にデコレーションしたいと思うユーザーも多いことでしょう。よくある方法は、ステッカーを貼ること。
ただしMacBookにとっては、メリットとデメリットの両方があるかもしれません。
この記事では、MacBookにステッカーを貼るのは賢明かどうかを解説します。
MacBookに直接ステッカーを貼るのは賢明か
MacBookに直接ステッカーを貼るのは、あまり良いこととは言えません。理由は2つあります。
- ベタベタした糊跡が残る:ステッカーを剥がしたときに、MacBookの表面にベタベタの接着剤が残って見た目が汚いですし、それを取り除くのは大変です。ステッカーを長期間貼っていた場合は最悪です。
- ステッカーのシルエットが残る:糊跡が残らなくても、ステッカー周りの色が褪せてくると、ステッカーの形がMacBookに残ってしまいます。
ステッカーを貼ると見栄えは良くなるかもしれませんが、剥がそうと思うと、腹立たしいほど大変です。ステッカーを貼ることによって、MacBookの価値が下がる可能性もあります。
さらに悪いことには、ステッカーの跡をこすり落とすときに、MacBookに取り返しのつかないダメージを与えてしまうこともあります。
ステッカーを剥がしたノートパソコンは、たいていこうなります。
ひどい糊の跡ですね。でも、それより問題なのが、シルエットのようなステッカーの跡です。
ベタベタ汚れはきれいになるかもしれませんが、色褪せによるステッカーの跡は取れません。ですから、MacBookの価値を下げないために、ステッカーは直接貼らないのがベストなのです。
MacBookにステッカーを貼るときに、跡が残らないようにするには
ステッカーを貼ると、糊の跡やシルエットが残りますが、それを避ける方法はあります。こちらをご覧ください。
1.スナップオン式のケースにステッカーを貼る
ステッカーを貼って楽しむのに一番良いやり方は、着脱が簡単なスナップオン式のケースを使うことです。
MacBookの底面と天板を保護するプラスチック製のハードシェル・カバーですから、これを装着すれば、好きなようにデコレーションできます。
気分を変えたいときは、ケースを外せば元の姿のMacBookを楽しめます。あるいは、TwoLが提供するような、すでに装飾してあるケースを買ってもいいでしょう。
2.最初にラミネート(プロテクター)で保護しておく
MacBook本体にステッカーを貼って、MacBookもステッカーも最大限に楽しみたい、という場合は、ステッカーを貼る前に、MacBookをラミネートするのが一番安全かもしれません(ステッカーが直接ノートパソコンの表面と接触するのを避けるため)。
それには、Homyのフル・プロテクション・キットがおすすめ。ラミネートしてから、ステッカーを貼ってください。
この方法だと、薄いラミネート・フィルムを剥がすときに、MacBookの表面に直接影響を与えることなく、すべてのステッカーが一緒に剥がれます。
ただし、ラミネートよりは、スナップオン式ケースのほうが良いでしょう。ケースなら、MacBookの表面に貼るわけではなく、MacBook本体にはめ込むだけですから、着脱が簡単です。ステッカーが欲しくなったら、スナップオン式ケースをはめればいいのです。
3.高品質なステッカーを貼る
ラミネート・フィルムやケースの触感が好きではないので、MacBookに直接ステッカーを貼りたい、という人もいるかもしれません。
そういう人は、粘着力の強い接着剤を大量に使っていない、Redbubbleのような質の良いステッカーを使うといいでしょう。こうしたステッカーは、剥がすときに糊が残りにくいのです。
MacBookにステッカーを長いこと貼りっぱなしにしないこともおすすめです。2~3カ月ごとにステッカー(と貼る場所)を変えて、取り返しのつかないダメージを与えないようにしましょう。
MacBookに貼ったステッカーの剥がし方

すでにステッカーを貼っていて、それを剥がしたい場合は、次の手順に沿って進めてください。
- ヘアドライヤーを使って、剥がしたいステッカーをゆっくり温めます。このときに、MacBookが熱くなり過ぎないように注意してください。内部の部品を傷めることになりかねません。
- MacBook表面に傷をつけないように、指で慎重にステッカーを剥がします。なかなか剥がれないときは、MacBookをひっかいたり傷つけたりしにくい、ギターのピックなどの平たいプラスチックを使って剥がしましょう。
- 残っているベタベタの跡に、イソプロピルアルコールを塗布します。
- 30~40分置きます。
- マイクロファイバー・クロスで、糊跡をこすってきれいにします。
ただしこの方法では、ステッカーのシルエットや色が変わった部分は、きれいにならないかもしれません。そうしたものは、元には戻らないのです。
Original Article: Here’s Why You Shouldn’t Put Stickers on Your MacBook by MakeUseOf