カードやアプリによる支払いが増えていますが、それでも現金はとても便利です。数年前のこと。私が住んでいる町をハリケーンが襲い、7日間ものあいだ電気が遮断されてしまったため、どこの店もにわかに、キャッシュオンリーとなりました。

いまでは、現金は非常用持ち出し袋に入れておくべき必須アイテムのひとつです

また、カードやデジタル決済システムの代わりに現金を使うと、支払いのときに実際にお金に触れるので、予算オーバーを防ぎやすくなります。

さらに、現金は追跡がほぼ不可能で、匿名性という点では、その右に出るものはありません。

けれども、こうしたメリットのある現金だけの生活を目指しても、その行く手には困難が待ち受けています。

現金オンリーの生活なんて本当にできるのでしょうか?

基本的な生活を現金払いできるか

もし本当にキャッシュオンリーのライフスタイルを徹底すれば、もちろん銀行口座も使えなくなります。

米ドラマシリーズ『ブレイキング・バッド』の主人公ウォルター・ホワイトよろしく、自宅にうなるほどの現金を保管しているのなら話は別ですが、銀行口座なしで生活するのは大変です。

仕事に就いている人や、退職に向けて積み立てているお金を複利の力で増やそうと思っている人なら、何らかの銀行口座が必要になるのをお忘れなく。

口座がなければ、給与として支払われた紙の支払い小切手を、小切手換金所でバカ高い手数料を払って現金化することになってしまいます。

それでは、生活するうえでの基本的な事柄について、現金払いできるかどうかを見ていきましょう。

住まい

家主さんと取り決めを交わせば、アパートの家賃は現金払いが可能です。

ただし、交渉にあたっては細心の注意が要求されるかもしれません。

あなたと同じ理由で、現金払いを望んでいる家主もなかにはいるでしょうが、現金払いを持ちかけたせいで、あなたの支払い能力が疑われるケースもあるからです。

公共料金

電気やガス、水道などは、コンビニで現金払いができますよね。公共料金の支払いは特に問題ないでしょう。

食料品

現金がいちばん使いやすい場所は、おそらくスーパーでしょう。

セルフレジも設置されていますが、ほとんどのスーパーはいまも現金払いに対応しています。

セルフレジに関しても、機械に紙幣を1枚ずつ差し込んでいくのはちょっと心許ないものですが、きちんと支払えます。というわけで、これに関してはまったく問題なしです。

交通

ほとんどの公共交通機関では、いまも現金が使えます。

とはいえ、ここにも変化の波は押し寄せているので、お住まいのエリアの交通機関に確認しましょう。昔ながらのタクシーも、現金払いに対応しています。

また、新車・中古車を問わず、クルマを買うときも現金払いが可能です。ディーラーには少し驚かれるかもしれませんが、どこから来たのかわからない薄汚れた現金であっても、ちゃんと受け取ってくれます。

ちなみに自動車保険も、クルマを買った帰り道に保険会社の窓口に立ち寄れば、現金での支払いに応じてくれるところがほとんどです(喜ばれることはないでしょうが)。

その他の考慮すべき点

本気でそう望むのなら、多少の制限はあるものの、キャッシュオンリーの生活は不可能ではありません。けれども、可能だからといって、マイナス面がないわけではないのです。

何かと不便

現金にこだわると、選択の幅が狭まります。たいていは余計な努力が必要となり、そのせいで無駄な出費を強いられることもあります。

財布にいくらあるか、気にしていないといけない

キャッシュオンリーの暮らしには、十分な計画性が必要です。ある程度の現金を常に持っていなければならないからです。

銀行口座を利用している場合は、わざわざ銀行に足を運んで、現金を引き出すことになります。それに、もし最後の1ドルでホットドッグを買ってしまったら、帰りの運賃がなくなり、お手上げです。

盗まれる

クレカの素晴らしい点のひとつは、窃盗に遭っても、損失を簡単に取り戻せることです。

クレカを不正利用されたとしても、届け出れば、多くの場合、利用者個人の被害はゼロで済みます。一方の現金は、なくしてしまえばそれきりです。そのありかを突き止められなければ、取り戻すことはできません。

結論:キャッシュオンリーの生活を送ることは確かに可能です。ただし、考慮すべき大きなマイナス面があります。

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Source: MIT