2022年9月29日、創業から6年で東証グロース市場に上場した株式会社プログリット。世界で活躍できるグローバルリーダーの育成を目指し、岡田祥吾さん(株式会社プログリット代表取締役社長)が生み出した「最高品質の英語コーチング」というコンセプトが、いま注目を集めています。

プログリットの主力プランは3ヵ月で599,500円(入会金55,000円を含む/税込)となかなかのハードルですが、受講者は平均2.4時間という学習時間を捻出し、スピーキングテスト(VERSANT)で平均5.8点アップを達成しているとのこと。VERSANTで6点アップというと、留学6ヵ月分に相当すると言われる伸び率なんだとか。

多忙なビジネスパーソンがこれほどの効果を得られるのは、受講者の生活習慣にまで踏み込んだ“サボらせない”仕組みづくりによるところが大きいようです。

英語学習を習慣化するための独自のメソッドや、人材育成研修として導入する企業の実例などを岡田さんに伺いました。

英会話スクールに年間約1,780億円かける日本人

プログリットのミッションとして、「世界で自由に活躍できる人を増やす」ことを掲げる岡田さん。日本という国においては、英語が一つの大きな障壁。英語ができないというだけで、70億人とのコミュニケーションや、世界で仕事をする可能性を捨てるのは、あまりにももったいないと話します。

「日本人の英語学習ニーズは大きい一方で、英語力の向上は実現できていないのが現状です。

日本人は年間約1,780億円のお金を英会話スクールに払っているというデータ*1がありますが、2011年から2021年にかけて、世界ランキングにおける日本人の英語力はどんどん下がっている*2のです」(岡田さん、以下同)

*2「EF EPI英語能力指数世界100か国・市一期の英語力ランキング」(EF)よりプログリット社作成
*2「EF EPI英語能力指数世界100か国・市一期の英語力ランキング」(EF)よりプログリット社作成

5年で約1兆円のお金を英語に費やしているのに、日本人の英語力は上がらない──。この現状をなんとかしたいとプログリットを立ち上げた、と岡田さんは語ります。

*1「語学ビジネス徹底調査レポート」2022年版(矢野経済研究所)における2022年の成人向け外国語教室市場規模予想より。

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英語学習はなぜ続かないのか?続けられる仕組みとは
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