建設会社役員など複数の職業を持ち、多数の著書も出しながら定時退社を実現している石川和男さん。

これほど目覚ましい働きぶりを発揮する秘訣の1つが、「朝時間の活用」だと力説します。

近著の『ワークブック 仕事が速い人は、「これ」しかやらない ラクして速く成果を出す「力の抜き方」』(PHP研究所)や、『人生をマネジメントする 1日を27時間にする思考法』(ぱる出版)は過去にライフハッカーでも紹介。

朝一の仕事の重要性が繰り返し説かれています。

夜更かしタイプの人から見れば、「夜の1時間も朝の1時間も一緒」と、思われるかもしれません。

ですが夜は、「このテレビを見てから」「SNSに投稿してから」などと、ついつい先延ばしにできてしまう魔の時間帯です。石川さんは著書の中でこう書いています。

一方、朝時間には出社時間という究極の期限があります。

期限は人を集中させます。

さらに、「せっかく起きたんだから、無駄にしないようにしよう。実行しよう。行動に移そう」という心理が働きます

(『ワークブック 仕事が速い人は、「これ」しかやらない ラクして速く成果を出す「力の抜き方」』より)

つまり、夜の1時間と朝の1時間はまったく別物なのです。

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早起きできない原因は、見落としがちだが単純
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