Microsoft Edgeは今や、「Chromium」エンジンを採用するようになり(Google Chromeに使われているのと同じものです)、すっかり良いブラウザに生まれ変わりました。
今のEdgeは、「プライバシーへの配慮が行き届き、電力消費量を抑えたChrome」と思っても差し支えないほど。
ただし、それでもMicrosoftの製品であることに変わりはなく、余計で不愉快な機能が搭載されがちな傾向があります。
幸い、「設定」ページでいくつかの操作をすれば、ものの数分間でこうした問題は解決可能です。
MacやWindows PCでEdgeをデフォルトのブラウザとして使っているなら、さらに快適にウェブを閲覧するために、これらの機能をオフにすることも考えてみてください。
1. あらゆる画像に追加される「検索」アイコンを一掃
Google Chromeには先日、「Googleレンズ」を使って似た画像を検索可能にする素晴らしい機能が追加されました(さらにOCRによるテキスト認識も可能に)。
Edgeにも同じ機能がありますが、ここで使われる検索エンジンは、Google画像検索ではなく、Bingです。
さらに悪いことに、Edgeの場合は、あらゆる画像の上にポインターをのせるだけで、「画像検索」のアイコンが右上に表示されます。これだけでもかなり不快でしょう。ただし、この機能はオフにできます。
[設定]>[外観]>[画像検索]と進み、「画像のポイント時にビジュアル検索を表示する」をオフにしましょう。
たとえ設定をオフにしても、この機能を使いたくなった時は、右クリックメニューから呼び出すことができます。
2. デフォルト検索エンジンをBingから変更
Edgeを使いはじめたばかりという人は、デフォルトの検索エンジンがBingであることに気づいたところかもしれません。
もしこれが好みでない場合は、[設定]>[プライバシー、検索、サービス]>[アドレスバーと検索]>[アドレスバーで使用する検索エンジン]と進みます。
ここで検索エンジンを「Google」や「DuckDuckGo」などに変更できます。
3. 邪魔なクーポン関連のポップアップをすべて非表示に
買い物の時にクーポンが使えるのはうれしい特典ですが、ビルトインされているMicrosoftのショッピングツールは、あらゆるオンラインストアを訪ねた時に毎回ポップアップする仕様です。
これを非表示にしたいなら、[設定]>[プライバシー、検索、サービス]と進み、「Microsoft Edgeでのショッピングで時間とお金を節約する」のトグルボタンをオフにしましょう。
4. スタートページから不要な項目を削除

Edgeのスタートページは、目障りな項目をすべて削除してしまえば、かなり使いやすくなります。
まずはスタートページを表示させ、[設定]アイコンをクリック。
ここから「シンプル」モードに切り替えれば、検索バー以外のものは表示されなくなります。
あるいは、[画面レイアウト]の[カスタマイズ]セクションを選び、「クイックリンクを表示」はそのままにしておき、その下の「日替わり画像の自動更新」を選びましょう。
また、「画面の表示内容」を「ニュースを非表示」に切り替えるのも忘れずに。これで、「ニュース」のパネルが表示されなくなります。
5. 「ダウンロード」パネルのポップアップ表示をオフに
ブラウザの一番下に「ダウンロード」バーが表示される時代はすでに終わりを告げました。
ところが、Edgeはいまだに、ユーザーがダウンロードをはじめるたびに「ダウンロード」ドロワーをポップアップ表示させて、開始したことを伝えたがります。
進行状況が一目でわかる「ダウンロード」ボタンがウィンドウの右上に表示されるだけで十分だという人は、ポップアップ機能をオフにしてしまいましょう。
[設定]>[ダウンロード]と進み、「ダウンロードの開始時にダウンロードメニューを表示」のトグルボタンをオフにします。
6. Officeファイルをブラウザで開かないように
EdgeはMicrosoftのソフトウェアなので、Microsoft Office書類やファイルについては、それぞれの専用アプリではなく、ブラウザ内で開こうとします。
この動作をやめさせたい時は、[設定]>[ダウンロード]と進み、ここで「Office ファイルをブラウザーで開く」機能のトグルボタンをオフにすれば変更完了です。