熟成を重ねて、7代目となったXiaomi(シャオミ)のフィットネスバンド「Xiaomi Smart Band 7」。
Xiaomiのフィットネスバンド(旧Mi Smart Bandシリーズ)といえば、高コスパと名高い要注目のプロダクト。その実力がどんなものか、気になっている人も少なくないはず。
実は今回、このフィットネスバンドをお借りできることに。1週間ほど試用してみましたので、さっそくレビューしてみましょう!

フィットネスバンドとスマートウォッチの違い
まずは、混同されがちなスマートウォッチとの違いについて整理しておきましょう。
実際には、フィットネスバンドとスマートウォッチの間に明確な線引きはありません。とはいえ一般的には、見た目の違いで区別されているでしょうか。
例外もありますが、ブレスレットを意識した細めのものがフィットネスバンド、腕時計を意識した形状のものがスマートウォッチと言えるでしょう。
機能にも差があります。ヘルス関連に特化しているものがフィットネスバンド、生活全般に渡って多機能なものがスマートウォッチ。

あるいは、実勢価格が2万円を超えるか超えないかで区別するというのも、1つの基準になるかもしれませんね。
フィットネスバンドの王道プロダクト

では、「Xiaomi Smart Band 7」はどんなガジェットなのかというと、フィットネスバンドのど真ん中、王道と言えるプロダクトです。
健康を意識した生活を送るためのサポート役として、スマホと連動して各種通知を届けてくれる秘書役として、しっかり仕事してくれます。

主な機能は、110種類以上のエクササイズモードの搭載、心拍数や血中酸素レベルのモニタリング、最大酸素摂取量の計測など。
健康に気を使っている人から、一般アマチュアアスリートまで、過不足がないワークアウト分析にも対応しています(ただしGPSは非搭載なので、ルート履歴を残すにはスマホが必須)。
装飾品としての付加価値や、タッチ決済などの便利機能を求めないなら、必要十分。
使い勝手についても、熟成が進んだ7代目らしく安定感が感じられます。
ちなみに、利用するコンパニオンアプリとして、付属のユーザーガイドには「Mi Fitnessアプリ」へのリンクが掲載されています(筆者は「Zepp Life」を使用)。
【『Mi Fitness』ダウンロードはこちら:App Store/Google Play】
汗でベトベトになっても、泥水を浴びても気にならない

フィットネスバンドを名乗る以上、防水仕様になっているのは当然ですね。
「Xiaomi Smart Band 7」の場合は、5ATM(水深50m)相当の防水に対応。スイミングでプールに沈めても大丈夫です。
生活防水のようにヤワじゃありませんから、屋外で土砂まじりの泥水を浴びたって、気にすることはありません。
タフな電池持ち

アウトドアアクティビティで活用するなら、直射日光に照らされていても問題なく画面を視認できるように、画面のバックライトは最大照度にしておきたいところです。
多くのスマートウォッチが常時点灯を避けたがるのは、画面を光らせておくと電気をガンガン使ってしまうからですが、「Xiaomi Smart Band 7」なら気にせずフル点灯で問題ないです。
各種センサー、フル機能をオンにして、時計を常時表示しつつ最大照度設定にするという、バッテリーをめいっぱい消耗する状態で使っていても、3~4日くらいなら余裕で電池が持ちます。

このタフさは、多機能なスマートウォッチなどと比べても、ハッキリと優れているポイント。
毎晩、寝ている間に充電しておく必要がなく、着け心地も軽いので、積極的に睡眠ログを取りたくなりますね。
「熟成」という言葉がピッタリな正常進化を続けてきた「Xiaomi Smart Band 7」。
噂どおり良くできたフィットネスバンドでした。他社製の類似アイテムと比べて、コスパの良さもトップクラスでしょう。
スマートウォッチまでは要らないという人でも、スマートに健康的な生活を送りたいなら、選んで損のないプロダクトだと思います。
個人的に、「Xiaomi Smart Band 7」が欲しいという人を止める理由はちょっと見当たらないレベル。欲しい人は、サクッと購入しちゃってOKですよ。
Source: Xiaomi, Amazon.co.jp, App Store, Google Play