家で仕事をしていると会議室への移動もなく、長時間座りっぱなしでいることも日常茶飯事。夕方には肩や腕がガチガチに凝ってしまうのではないでしょうか?
今回はそんな在宅ワーカーにこそ推したい、ロジクールのトラックボール「MX ERGO」の魅力を紹介します。
トラックボール自体は目新しいものではありませんが、使っている人はまだまだ少数派のように感じています。
まだトラックボールの良さがいまいち分からない、気になっているという方に、その素晴らしさを知ってもらうきっかけになれば幸いです。
なぜマウス操作は疲れてしまうのか?

私の場合、毎日パソコン作業をしていて特に疲れが溜まるのは、マウス操作が多い作業をした時でした。
たとえば、パワポなどを使った資料作成、Excelやブラウザで縦長のデータを確認する作業など。
カーソルを動かしたりスクロールしたりと、やたらと手や腕を使うからか、1日が終わる頃にはマウス操作したほうの肩や腕が疲弊しています。
これが「マウス腱鞘炎(マウス症候群)」と呼ばれるもので、手首や親指の付け根、肘や肩にしびれや痛みが出るのが主な症状のようです。
私もこんな症状が出てしまい、なるべく肘や腕、手首を動かさないで使えるマウスを探しはじめ、出会ったのがMX ERGOでした。
在宅ワークで気づいた、MX ERGOの魅力3つ
ここからは、実際に私が在宅ワークで使いはじめたMX ERGOの3つの魅力を紹介します。
1. マウス操作で手首や腕が疲れない
多くのトラックボールと同じように、MX ERGOもマウスを操作しても手首や肘を動かすことはありません。

MX ERGOがほかのトラックボールと違うところは、本体を傾けることができるところ。

これによって、手首を捻るような動きがなくなるので、より自然に近い姿勢で作業できるようになります。
実は、今まで10年以上普通のマウスを使ってきましたが、正直、手首を捻っている感覚はありませんでした。
ところが、MX ERGOを使いはじめてからは、たまに別のマウスを使うと手の甲から前腕の外側にかけてかなり違和感を感じるように。この時初めて自分が今まで手首を捻っていたことに気付いたのです。
私と同じように手の甲から前腕の外側に痛みを感じる人は、この「捻り」が痛みの原因かもしれません。ぜひMX ERGOを試してみてほしいです。
2. ショートカットボタンが豊富
MX ERGOのショートカット割り当てが可能なボタンは計6つ。ほかのトラックボールと比較しても多い部類です。

更にロジクールの専用アプリ「Logicool Options」を使うことで、アプリ毎に割り当てボタンを変えることも可能。
ブラウザの進む/戻る、タブの移動、デスクトップの表示/非表示など、痒い所に手が届くショートカットが設定できて、作業効率アップに一役買ってくれます。
マウス側でのショートカットに慣れると、右手のマウス・キーボード間の移動回数が減り、それにつれて特に右半身の疲労感も軽くなりました。
以前は週末が近づくにつれて右肩に痛みを感じていたのですが、MX ERGOを使うようになってからは、左右の疲れが均等になったのを感じます。
3. 「デメリット」が在宅ワーカーにはメリットに!
私が冒頭、「在宅ワーカーにこそ使ってほしい」と書いた最大の理由がこれ。
トラックボールは、本体にカーソル操作のためのボールが埋め込まれているため、一般的なマウスよりも大きく、重くなりがちです。

一見するとデメリットに映る大きさや重さですが、持ち運びを考える必要がない在宅ワーカーの目線で見ると、これは「安定感」というメリットになるのです。

MX ERGOは、公式の製品仕様で「259g(実測で263g)」とありますが、たとえば同じロジクールのモバイルワーク用マウス「MX Anywhere 3」は重さが99gと半分以下です。
在宅だからこそ重さがしっかりあるMX ERGOを選ぶことで、マウスが動く心配も、無理に力を入れる必要もなくなり、親指1本での簡単なカーソル操作が可能になります。

私の場合、パワポを使った資料作成や複数ブラウザでの調べものでマウスをよく使うのですが、同じような作業が多い人ほど疲れの違いを感じるはずです。
MX ERGOは在宅ワーカーこそ選ぶべき名機!
「マウス操作に慣れないのでは?」「たったマウス1つで、そんなに疲れは変わらないんじゃ…」
新しいものにチャレンジすることで色々な不安が出てくるかもしれません。
私も在宅勤務という働き方を選んだ当初は「今あるモノ」でなんとかしようと試行錯誤していました。でも、今はさらなる快適な暮らしのために、今まで使わなかったモノにチャレンジすることも必要だと感じています。
MX ERGOはほかのトラックボールと比べると少し高価ですが、長く触るものだからこそ少し奮発して、この感動を実感してほしい!
Windows・Macのどちらでも使えるおすすめのトラックボール。ぜひチェックしてみてください。