世間話で苦労するのは、いかに会話を続けるかではなく、いかに上手に会話を終えるかです。
会話の相手はどんな話題を出してくるかわかりません。
2016年の大統領選の話、はじめようと思っているポッドキャストの話、離婚の話…。どんな話題であろうと、こちらはその会話から逃れる糸口を必死で探して、何とか別の人と話したいと思っています。
相手がこちらの時間をどれだけ独占しているか気づいていない場合や、会話が自然に途切れてしまって、気まずさを何とかしなければならない場合は、失礼のないように会話から逃れる方法を見つけなければなりません。
特に、相手は善意で会話をしているなら、相手の気持ちを思いやり、ないがしろにされたと相手に感じさせないようにしながら逃げ道を探したいものです。
ここでは、相手を不快にさせずに、会話が自然に終わったことをわからせる「そつのない方法」をいくつかご紹介します。
会話を上手に終わらせる方法
家族に緊急事態が発生したふりをする前に、もう少しさりげない会話術を試してみましょう。
1. 次に会う計画を立てる
これは、「また会いたいです。でも、今の会話はこれで終わりましょう」という明確なサインです。
「あなたと話せて良かったです。もう行かなくちゃいけないけど、近いうちにぜひお茶しましょう」 という感じに言いましょう。
ただし、実際にその人にもう一度会いたいと思っていないなら、次に会う計画を提案しないほうがいいかもしれません。
2. SNSでつながるように頼む
連絡先を聞くことも会話が終わったことを示す明確な合図です。
上記と同様に、会話を終わらせると同時に、SNSでやり取りしたいという意思を示すことができます。
3. 相手の時間を心配するふりをする
会話を続けたいのはやまやまだけど、相手の時間を独占しすぎるのを心配しているように見せかけましょう。
たとえば、「あなたはここではたくさんの人たちと話をしなければならないんでしょう。わかっていますよ」「あなたもお忙しいでしょうから、そろそろ解放しますね」などと言ってみるのです。
そして、相手が会話を続けようと主張する前に、すばやく退散してください。
4. 別の人を犠牲にする
おしゃべりな人から逃れる方法の1つは、自分の代わりになる人を見つけること。通りすがりの知り合いを会話に巻き込んで、その人に任せてしまいましょう。
その人が会話の大半を担っている間は、こちらは物理的にそれほど遠ざからなくても、ちょっと距離を取ることができます。
さりげない切り上げ方が通用しない場合
時には、どんなに機転を利かせても、気まずい人や迷惑な人から逃れられないことがあります。
そのような場合は、あらゆる手段を講じるべきです。
今すぐトイレに駆け込む必要があるふりをする
「トイレに行きたい」と言うだけでは不十分です。なぜなら、相手がトイレまでついてきて、そこで会話を続ける可能性があるから。
トイレではどうしても1人になる必要があることを強調しましょう。何しろ緊急事態ですから。
嘘をつく(常識的な範囲で)
私は嘘をつくのは嫌いですが、誰かと対立するのはもっと嫌です。
そんな時は、「子どもが具合が悪くなった」「家族のことで急用ができた」などのメッセージを受け取ったふりをしましょう。
私は家族の緊急事態を装うのは極端すぎると感じることが多いので、もう少しぼかして「ルームメイトが急用だそうです」ぐらいにしておくのがいいと思います。
ルームメイトがいないなら、「パートナー」「友人」にしてもいいでしょう。
相手が会話をやめたくなるように仕向ける
荒唐無稽なことを言って、相手が逃げたくなるように仕向けましょう。
「地球はどのぐらい平らだと思う?」とか「鳥が本当にいると信じている人がいるのはおかしい」などと言ってみるのです。
会話をやめるために必要なことは何でもしてください。