休暇で旅行に出掛けるのは楽しいことですが、その反面、かえって疲れてしまうこともあります。
時差ボケや、過密スケジュールのあとに襲ってくる疲労に加えて、子連れの旅ともなれば、発狂しそうになる出来事のひとつやふたつは避けようがありません。
休みを1日追加するバッファーデイとは?
旅行のストレスを和らげたいなら、「休みをもう1日追加して、疲労回復のための時間をちょっとだけ取るのもひとつの方法だ」と、Rachel Orr氏は2022年8月12日に寄稿したワシントン・ポスト紙の記事で書いています。
「私は、翌週に備えるために『バッファデー(緩衝となる日)』を設けて、自分の時間をさらに楽しむようにしています。休暇の最後に取る、ちょっとしたステイケーションと思ってください」と、Orr氏は述べています。
私がバッファデーの効果を知ったのは、数年前のことでした。それ以来、旅行に出掛けるたびに、バッファデーも計画に組み込んでいます。
経験から言わせてもらうと、バッファデーはたしかに、疲労回復にとても有効なのですが、過ごし方についてはきちんと計画しておくことが大切です。
でないと、SNSをなんとなく眺めたり、こまごました用事で走り回ったりしているうちに、あっという間に夜になり、まったくリフレッシュできていないことに気がつく羽目になります。
バッファデーの過ごし方を計画する
バッファデーは、体を休め、充電するための日です。日常生活へと一気に戻らずに、休暇の貴重な1日を特別に割いてバッファデーを設けるのは、まさにそれが理由です。
バッファデーの理想的な過ごし方は人それぞれですが、どのようなことをするにせよ、まずは、自分にいちばんぴったりの過ごし方について、少し考えてみましょう。
何をするとリラックスできますか?
腰を据えて読書するとゆっくり休養できるのなら、そのための時間を確保しましょう。朝寝坊したあとにブランチを食べに行くのが骨休めになるのなら、アラームはセットせず、お気に入りのブランチスポットで、友だちと落ち合うのも一案です。
充電できる過ごし方がなんであれ、そのためにきちんと計画を立てておきましょう。
仕事だけはダメ!
誰もが経験しているように、ちょっと暇ができると、「ほんの少しだけ」と思いながら、仕事のメールをチェックしたくなるものです。
そうして、ただ何となく仕事の遅れを取り戻しているうちに、気がつくと1日は過ぎ去っていきます。せっかくの休日だというのに、です。
私もご多分に漏れず、業務時間外や休暇中に、ついつい仕事をしてしまうタイプです。
これは、現代社会では避けようのないことではありますが、やっとの思いで取った休暇、しかも最終日です。大切なのは、しっかりと線引きをすること。仕事は、休暇が終わってからでも大丈夫ですよ。