Apple Watchといえば、「1日中バッテリーが保つ」というのが売りですが、実際のバッテリー駆動時間は18時間です。

しかし、watchOS 9からは、Apple Watchに初めて「低電力モード」が導入されました。

「低電力モード」で最大使用時間の2倍

Series 4以降のすべてのApple Watchで「低電力モード」を使うことができます。「低電力モード」にすると、バッテリー駆動時間は通常の最大使用時間の2倍、36時間保つようになります。

Apple Watch Ultraの場合は、バッテリー駆動時間が60時間に。夜間の就寝中にApple Watchを身に着けていなければ、バッテリーの駆動時間を簡単に事実上数日間に延ばすことができます。

「低電力モード」を使用すると、「常にオン」の画面表示や、心拍数の通知機能、心拍数のバックグラウンド測定、血中に取り込まれた酸素のレベルのバックグラウンド測定、ワークアウト開始のリマインダーなど、バッテリーを消耗する機能がオフに。

iPhoneが近くにないときは、WiFiや携帯電話の接続もオフになり、iPhoneの着信をApple Watchで受けられなくなるのです。一般的に、着信や通知が届くのにも時間がかかります。

Apple Watch
Image: Apple

「低電力モード」設定方法

バッテリー寿命を延ばすためなら、このような機能を犠牲にする価値があると思う場合は、Apple Watchの文字盤をスワイプアップしてコントロールセンターにアクセスし、「低電力モード」を有効にしましょう。

バッテリーのアイコンをタップして、「低電力モード」のオプションの横にあるトグルをタップ。

新しい画面には、「低電力モード」を有効にするとオフになるすべての機能の説明があります。また、「低電力モード」を有効にするには、ただ「オンにする」をタップするか、「オンにする期間」の「1日間」「2日間」「3日間」を選ぶことが可能。

「低電力モード」を有効にすると、上部のステータスバーに黄色の輪が表示されます。

ワークアウト中にApple Watchのバッテリーを消耗すると感じる場合は、ワークアウトをはじめるときに「低電力モード」を自動的に有効にする機能も別にあります。「設定 > ワークアウト > 低電力モード」を有効にしましょう。

「低電力モード」を有効にしていない状態で、Apple Watchのバッテリー残量が10%以下になると、「低電力モード」を有効にするか確認するポップアップが表示されます。バッテリーが80%以上充電されると、「低電力モード」は自動的に解除されますよ。

Source: Tom's Guide