新しいスマートウォッチを買おうと思っている人は、「Fitbit Sense 2」と「Apple Watch Series 8」のどちらを買ったほうがいいか迷いますよね。どちらも有能なスマートウォッチです。

今回は、Fitbit Sense 2とApple Watch Series 8を比較しながら、購入の判断材料となる情報を解説します。

デザインと画面サイズ

デザイン面では、Apple Watch Series 8とFitbit Sense 2は少し違います。

Apple Watch 8はなめらかな長方形のデザインで、Fitbit Sense 2はもっと丸みを帯びた正方形のような形です。

Fitbit Sense 2は、40.5mmのケースに常時表示対応の1.58インチのAMOLEDディスプレイ、Apple Watch Series 8は、41もしくは45mmのケースに常時表示対応のLTPO OLEDディスプレイです。

Apple Watch
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操作性は、どちらも画面をタッチするだけでなく、画面横にあるボタンでも操作できます。Sense 2は画面左に、Series 8は画面右にボタンがあります。

また、Series 8には、押したり回したりして様々な機能を操作できる専用のホームボタン(Digital Crown)もあります。

Apple Watch Series 8は7色展開(RED、シルバー、ゴールド、ミッドナイト、スターライト、グラファイト、スペースブラック)で、Fitbit Sense 2は3色(ルナホワイト、シャドーグレー、ブルーミスト)しかありません。

強度

どちらも品質としては頑丈です。Apple Watch Series 8は、ケースの素材がステンレススチールかアルミニウムから選ぶことが可能。

ステンレススチールのモデルはディスプレイにサファイアクリスタルが、アルミニウムのモデルにはIon-X ガラスが使用されています。

一方、Fitbit Sense 2は、メタル製のケースにCorningのゴリラガラス3を使用して、AMOLEDディスプレイを守っています。どちらも水深50メートルまでの耐水仕様です。

バッテリー寿命と充電速度

バッテリー寿命は、スマートウォッチやフィットネストラッカーの購入を検討する際の重要な判断材料のひとつなので、十分に比較検討しなければなりません。Apple Watch Series 8は、1回の充電で最大18時間表示でき、Fitbit Sense 2は、6日間も持続します。

しかし、Apple Watch Series 8には低電力モードがあるので、バッテリー寿命を最大で2倍延ばすことが可能。

Apple Watch バッテリー残量
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しかし、Fitbit Sense 2の驚くほど長いバッテリー寿命も、画面の常時表示、血中酸素濃度測定(SpO2)やGPSなどバッテリーを消耗する機能を使用していると、短くなるので注意してください。

どちらのデバイスも高速充電に対応しています。Fitbit Sense 2は、フル充電するには2時間かかりますが、12分間の充電で1日中バッテリーが保ちます。

Apple Watch Series 8は充電速度が優れており、0%から80%まで充電するのに45分しかかからず、約75分でフル充電できます。

充電速度ではApple Watch Series 8の方が優秀ですが、バッテリー寿命全体の長さなどを考えると、Fitbit Sense 2のメリットが上回るかもしれません。

健康・フィットネス関連のトラッキング機能

まず、睡眠、心拍数、歩数、体温、速度、血中酸素、月経周期、アクティビティ・トラッキングなど、スマートウォッチに期待する標準的なトラッキング機能は、どちらもすべて備えています。

さらに、Apple Watch独自のトラッキング機能としては、ノイズレベルの測定、転倒検出、衝突事故検出などがあります。

また、Apple Watch 8には、緊急SOS機能や海外での緊急通報の機能もあります。Appleが安全性に大きく寄与している一方で、Fitbitは全体的にメンタルヘルスに力を注いでいます。

Fitbit
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Fitbit Sense 2の最大のセールスポイントのひとつに、ストレスマネージメントを向上する身体反応センターがあります。

Apple Watch 8と同様、Fitbit Sense 2にも心房細動の検出機能が追加されており、不整脈を検出するために継続的に監視することができます。

スマート機能の比較

両者共に、スマホからリモートで操作できる機能を搭載。スマートウォッチで通知を常に確認したり、通話を受けたり、音声コマンドを使用したりすることができます。

どちらも非接触型決済サービスに対応しており、Apple Pay(Series 8)やFitbit Pay(Sense 2)で支払いができます。

CellularモデルのApple Watch Series 8の場合、スマホが近くにある必要がまったくない、完全な相棒となるものもあります。また、Series 8の携帯電話機能を海外ローミングに対応させ、Appleはさらに一歩先を行っています。

価格の比較

Apple Watch Series 8は、GPSモデルの場合41mmのアルミニウムケースが59,800円から、45mmのアルミニウムケースは64,800円からです。GPS+Cellularモデルの場合は、各15,000円ほど追加になります。

ステンレススチールのモデルの場合はさらに高額で、104,800円から。

Fitbit Sense 2の価格はかなりわかりやすく、安価で 32,800円です。

どちらのスマートウォッチを買うべきか?

Apple Watch Series 8と Fitbit Sense 2どちらも、基本的な健康・フィットネス関連のトラッキング機能のニーズは間違いなく満たすでしょう。

Fitbit Sense 2は、バッテリー寿命と価格でApple Watch Series 8に勝っており、後者は強度やディスプレイの明るさ、携帯電話の接続サポートなどが優秀です。

このような根本的な違いに加え、Apple Watchは安全性を優先しており、Fitbitはメンタルヘルスの向上を重視しています。このような情報を元に、自分が具体的に何を求めているのかを検討することで、自分にとってベストな選択が見えてくるのではないでしょうか。

Original Article: How Does the Fitbit Sense 2 Compare to the Apple Watch Series 8? by MakeUseOf