「さぁ、仕事するぞ!」

そう決意して机に向かったはずなのに、なんとなくネットサーフィンしてしまったりして、ダラダラと時間を浪費してしまった…そんな経験、誰にでもありますよね。

すぐ注意散漫になり、集中力が続かない。そんな自分を何とかしたい!

今回は、ダラダラ癖を防ぎ、仕事・勉強で集中力を確実に上げる3つの小技をご紹介します。

つい開いてしまうアプリを「見ないで!」フォルダにまとめる

筆者が「ああ、時間を無駄にしてしまった」と後悔するとき、その原因はたいていスマートフォンにあります。たいして興味もないニュースを見たり、SNSに投稿して反応を気にしてしまったり、ストレス発散のためと言い訳してゲームをはじめてしまったり。

物理的にスマホに触れられないようにする対策もありますが、仕事上の連絡もあるため手元から離すわけにもいきません。

そんな人は、スマホを手にするたびについチェックしてしまうアプリを「見ないで!」というフォルダにまとめて放り込んでしまいましょう。これであなたの気を散らすアプリは、「見ないで!」フォルダ内に収納されました。集中したいときは、決してそのフォルダを開けてはいけません。

実はこれ、思いのほか効果があります。なぜなら、自分で決めた自分との約束を自ら破ることになるからです。スマホに触れたとき、「ここは今、開けてはいけない」と自らを思いとどまらせることができます。

まずは、注意散漫になる元を排除したり、作業の邪魔になるような悪習慣を仕組みで防いだりすることが肝心です。

限られた時間を最大限活用する7つのコツ | ライフハッカー[日本版]

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「気が散ったことメモ・日記」をつけ、ダラダラの根源を見つける

気が散ってしまう理由はスマホだけでしょうか。もしかしたら、自分でも思いがけないことで注意散漫になっている可能性があります。

ダラダラしてしまうたびに、その原因を随時メモしてみましょう。「ランチを何にしようか気になった」「髪が伸びてきたのが気になった」「あの人のことを考えてしまった」など、どんな些細なことでもOK。

それらを明確にすることで、どうすれば集中力を維持することができるのかを見い出せるからです。

筆者はメモをすることにより、悩んでいた人間関係だったり、うまくいかない仕事のことだったりが脳裏をよぎり、「あぁ、どうしよう。やる気が出ない…」と気が散っていたことがわかりました。つまり、自分の不甲斐なさにモヤモヤしていたのです。

そこで筆者は、一流のビジネスパーソンが集っているであろうビジネス街のカフェへ出向き、そこでノートPCを開きました。そうすることで「私はできる人間だ!」とポジティブマインドを沸かすことができ、気持ちを切り替えられたのです。我ながら単純です。

女性ライターのKimberly Bui氏は「気が散ったこと日記」を書くことを勧めています。目的は、気晴らしを求めてしまう要因を突き止めるため。その要因を取り除くことができれば、仕事や学習のクオリティを上げることができるでしょう。

集中力が続かない人がまずやるべきことは? | ライフハッカー[日本版]

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PCから離れ、ペンとノートを持ってデスクを移動する

どうしても気が乗らないときは、PCから離れるというのも1つの手です。

特に、一日中PCに向き合っているという人は、ペンとノートを持って別のデスクなど場所を移動してみてください。ペンを使うことで脳が活性化するからです。

テック系ライターのGeoffrey James氏は、「私は人が話すスピードよりも速くタイピングできるが、会議中の議事録などはあえて手書きしている」と言います。なぜなら、そのほうが会話の内容をより記憶できるから。

また、手書きは脳が活性化されることからクリエイティビティにも効果を発揮し、あえて手書きをする多作作家もいるそうです。

加えて、ペンを持ってノートに向かっているときは、インターネットが邪魔をしないので気が散りにくいというメリットもあります。

PCを開いていると、メールやチャットツールなどの通知が来たり、気になるニュースや記事が飛び込んできたりと、どうしてもさまざまな誘惑にさらされます。

個人的には、アイデア出しをするときは、手帳やA4用紙ではなく、子ども用の大きめの落書き帳を使っています。広々とした紙の上に自由に書き殴ることで、キーボードでは出てこないアイデアが閃くからです。

ときには、ペンとノートを持ってPCから離れましょう。気づけば興が乗ってきていることでしょう。

キーボードの入力よりも、手書きの方が「脳に良い」3つの理由 | ライフハッカー[日本版]

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ダラダラ癖は、仕組み化で解決できる!

「私はつい、ダラダラしてしまいます。どうすればいいですか?」

そんなことは、同僚や上司には相談しづらいですよね。しかも昨今は、リモートワークを実践する方も増えています。ダラダラ癖のある方は、ますます集中力から遠のいてしまうでしょう。

それを、気合いや精神論だけで解決するのは困難です。

ご自身の性格や状況に合わせて、今回ご紹介した小技をぜひ取り入れてみてください。