ウェブ会議、リモートの打ち合わせなど、在宅ワークやビジネスの場で利用シーンが増えている“スピーカーフォン”。
機能が第一優先である特性上、どうしても無骨な見た目のものが多いアイテムですが、インテリアにも馴染むデザインかつ、マイク性能も音質も優れたモデルを見つけました。
今回は、そんなbeyerdynamic(ベイヤーダイナミック)「SPACE」を普段のテレワークに導入した感想や、実際に使ってみてわかったメリットをお届けします。
自宅で使いやすいデザイン
全方向から声をひろえる円盤筐体に、マイクを4基搭載したSPACE。パーソナルユースから、5〜6人程度のミーティングを想定して設計されているとのことです。
おしゃれなファブリック生地に、モダンなカラー、シンプルな形状が特徴的。いい意味でガジェットっぽさがないというか、自宅で使ってもインテリアを損ねないのが良いですね。

もちろんBluetooth接続に対応。最大20時間連続使用可能と、バッテリー持ちもまずまず。10分充電で2時間使えるクイックチャージ対応なので、万が一バッテリーがなくなっても安心です。

見た目だけじゃないSPACEの魅力
beyerdynamicは、マイクを専門に手掛ける老舗メーカーということもあり、音声入力の感度の良さは段違いです。半径2.5m程度の会議室を想定されているので、こんな感じである程度距離をとっても、非常に高感度で集音してくれます。

これまで自宅用のスピーカーフォンにAnkerのPowerConfを愛用していましたが、集音性能はもとより、単純なスピーカー音質もSPACEに軍配が上がります(価格差を考慮すれば当然ではありますが)。

また、SPACEはパッシブラジエーターを2基積んでいるため、特に低域はズッシリ厚みのある音が鳴ります。PCスピーカーとしても十分日常使いできるくらい高音質。
会話だけに使う分にはAnker PowerConfで不自由はなかったものの、一度SPACEの音に慣れてしまうともう従来のスピーカーフォンには戻れなくなりますね。それくらい音質がいいです。

マストで欲しい機能が“全部入り”
2台の端末を同時接続できる「マルチポイント」にも対応するSPACE。
あらかじめPCとスマホをペアリングしておけば、普段はPCメインで使いつつも、着信があればシームレスでスマホに切り替わってくれるのが非常に便利。

ペアリング自体は同時に8台まで記憶できるので、自宅とオフィス兼用で使い分けたい人にもおすすめです。
逆に、会議など大事なシーンで誤って異なる機器に繋がらないように接続端末を固定できる「ビジネスモード」も搭載しています。
また、有線接続でZoomを起動する時に、Zoomアプリ内のミュートボタンからSPACE本体をミュート状態にできる仕様も個人的に気に入っているポイント。

Zoomの公式認証を受けているだけありハードウェア性能も妥協のないbeyerdynamic「SPACE」。
デザイン、音質、集音性能どれをとっても完成度が高く、ウェブ会議はもちろん、普段使いのポータブルスピーカー、音声入力にもおすすめの一台です。
筆者のように高機能なウェブ会議用スピーカーフォンを求めるワーカーはもちろん、企業やチームでリモートワーク環境の整備を検討している方はぜひチェックしてみてください。
Source: Amazon.co.jp