高級ウェアラブルの最新モデルApple Watch Series 8およびApple Watch UltraがAppleから公式に発表されました。

両モデルとも数多くの新機能を備えているのは確かですが、実はこれらの機能、大抵の人は使わないし必要でもないと、ウェアラブル・テクノロジーの業界では囁かれています。

iPhoneとペアリングできるスマートウォッチを手頃な価格で…と探している方には、安価モデルのApple Watch SEをおすすめします。

Apple Watch Ultraが「これまでと違う」3つの要素

1. バッテリー駆動時間

Apple Watchのバッテリー駆動時間は、とりわけパワーユーザーにとっては、秀逸だった試しはありません。

1日に一度の充電は、一般ユーザーにとっては許容範囲でも、耐久系スポーツのアスリートには不十分だと言えるはず。

ウルトラマラソンやトライアスロンに出場する人にとって、競技半ばでバッテリー切れを起こすようなスマートウォッチでは使い物にならないからです。

Apple Watch Ultraはそんなニーズに応える製品。

Appleによると、Ultraは、通常使用時で最大36時間、新しい「低電力モード」だと最大60時間利用可能なのだそうです。

2. 耐久性

卓越したバッテリー駆動時間以外にも、Ultraは従来の Apple Watchのなかでも最大の画面を持ち、雨風に強い頑丈な構造になっています。たとえば、ダイビング用のスマートウォッチが必要な場合でもUltraなら水深40mまで問題ありません

3. 重さ

より大きなバッテリーを搭載しているので、重さもそれなりになっています。

Apple Watch Ultraは、Apple Watch SEのほぼ2倍の重量なので、1日中腕につける製品だけに注意が必要です。

重さがあってもバッテリーが長持ちするほうがいいと大抵のユーザーは考えるかもしれませんが、問題はそのために12万4800円も出してもいいか、というところでしょう。

Ultra に搭載された機能はいずれもすばらしいものですが、それらはほぼすべて特殊なターゲット層に向けて設計されたものです。

耐久系スポーツやスキューバダイビングはしないユーザーは、ほかの(より手頃な)モデルを選んで問題ありません。

Apple Watch Series 8は悩む価値ありだが…

これは、一考の価値があります。

Series 8 は、GPSモデルで5万9800円から、Cellular モデルで7万4800円から提供されています。これは、Apple Watch SEに比べて3~4万円ばかり割高です。

Series 8では、心電図や血中酸素濃度、排卵周期がわかる体温センサー、「常にオン」機能付きの大型画面、防塵機能が搭載されています。さらに、高速充電およびステンレススチールケースという、いずれもSEモデルにはないオプションも。

これらもなかなか捨てがたい機能で、余分に出す価値があるかもしれませんが、なくても困らないとお考えなら、Apple Watch SEで安く上げるのがいいかもしれません

コスパ的には、Apple Watch SEが最強ですから。

ほとんどの人はApple Watch SEがベスト。その理由

Appleは今年、Apple Watch SEに新しいプロセッサを搭載してリフレッシュしましたが、これは Series 8やUltraに搭載されているのと同じデュアルコア S8 SiPプロセッサです。

これによりSEがサクサク動くことは間違いなく、Series 3のように使いものにならなくなることはないと言えます。

つけたまま泳げて、記録を取りたいスポーツに一通り使えて、充電は1日に一度

Apple Watch SEには「常にオン」機能はないので、スリープ状態では画面が暗くなります。とはいえ、手首を上げるだけで文字盤表示に対応。さらに、「常にオン」がないおかげで、バッテリー駆動時間も長くなります

激しい衝撃を感知すると緊急通報サービスに連絡してくれる「転倒検出」機能やwatchOS 9新機能の数々など、Apple Watchの機能の中でも最も興味を惹かれるものは、どれもApple Watch SEに含まれています。Apple Watch SE を購入したら新機能を逃してしまうということもないでしょう。

GPSモデルで2万9800円から、Cellular モデルで3万4800円からという価格なので、とてもお得感もあります。

本体で節約した分、ちょっとしたアクセサリ(おしゃれなバンドなど)を購入したり、AppleCare+(1日中手首につけるデバイスだけに一考の価値あり)に加入したりするのも一手。

つまり、SEは現時点で一番コスパのいいApple Watchだと言えます。

Series 8 にはさらに面白そうな機能があるし、Ultraは特殊なターゲット層にぴったりなのは確かですが、我々“普通の人”はSEを選んでおいて間違いないでしょう。