昔々、いにしえの時代のコンピューターユーザーは、心の中でこう思っていたものです。「コンピューターって本当にすごい。でも、できることならベッドの中でYouTubeを見たいな」と。

そしてこの願望から、どこへでも好きなところに持っていけるポータブル型のコンピューター「ノートPC」が生まれました。

MacBookやThinkPadをはじめとするノートPCは、この「どこへでも持ち運べる」携帯性こそが命です。そして言うまでもないことですが、そうやって持ち運べるようになったのは大型バッテリーのおかげです。

でも近ごろ、私はあることが気になっています――。

ノートPCは、バッテリーがなければ動かないものなのでしょうか?

バッテリーが膨らんだら、取り外す必要がある

これは、単なる気まぐれな思考実験ではありません。時々ノートPCのバッテリーがダメになってしまい、取り外さなければならない事態が起きるからです。

古くなったバッテリーがまったく充電できなくなるだけでなく、可燃性のガスが内部にたまって、膨らんでくることもあります。

Redditの「r/spicypillows」サブレディットをのぞいてみれば、バッテリーが膨らんだ、あらゆるタイプのデバイスの実例を見ることができます。

バッテリーが膨らむ原因で一番多いのは経年劣化ですが、比較的新しいバッテリーでも、何らかのダメージを受けた場合や、製造時のトラブルが原因で膨らむことがあります

理由は何であれ、ノートPCのバッテリーが膨らむのはユーザーにとって大問題です。問題が起きたバッテリーは取り外さなければなりません。

安全に取り外す方法がわからない場合は、さらなるダメージを与えないよう気をつけながら、知識のある技術者のところに持っていきましょう。

バッテリーなしでもノートPCを使い続けるのは可能?

さて、使えなくなったバッテリーを無事取り外したとしましょう。次にすべきことは、普通に考えれば、代わりのバッテリーを取り付けることです。

でも、取り付けなかったらどうなるのでしょう? 携帯性が失われることを我慢できる場合には、新しいバッテリーを買うお金を節約して、バッテリーなしでもノートPCを使い続けられるのでしょうか?

この問いに対する答えは、端的に言えばこういうものです。「使い続けられます(ただし条件付きで)」

結局のところ、確かにノートPCはポータブル型のコンピューターかもしれませんが、コンピューターであることに変わりはないのです。

デスクトップマシンにはバッテリーはありませんが、演算を行なうのに必要なパーツ(CPU、GPU、RAM、ストレージなど)はすべてに電力が供給されていますよね。

そして当然ですが、これらのパーツは、バッテリーを取り外したあとのノートPCにも備わっています(少なくとも、そうなっているはず、と言えます)。

電源アダプターから電気を得て動いている

確かにデスクトップマシンは、稼働するために外部電源を必要とします。でもそれは、ノートPCでも同じことです。ノートPCの電源アダプターの役割は、容量が減ってきたバッテリーの充電だけではありません。

コンセントにつながれている時のノートPCは、実は、充電中のバッテリーではなく、電源アダプターから得られる電気で動いているのです。

macOSではこのことを、メニューバーに表示されるバッテリー状況から確認できます。電源につないでいない時は、「電源:バッテリー」と表示されますが、電源につなぐと、これが「電源:電源アダプタ」に切り替わるのです。

このことは、ユーチューバーの「Ask A Computer Geek」が投稿した動画を見れば、一目瞭然です。動画の人物は、AC電源につながっていれば電源が切れないことを証明しようとして、使っているノートPCのバッテリーを無効化します。

もちろん、バッテリーからの電源供給が断たれても、デスクトップマシンと同様に、特に何の変化もありません。

バッテリーなしでは動かないノートPCも

ただしこれは、Windowsマシンについては当てはまるかもしれませんが、macOSについては話が別です。前述のように電源につなぐと「電源アダプタ」に表示が切り替わるとはいえ、バッテリーを取り外した状態でMacBookを使うのはおすすめできません。

それどころか、まったく動かない可能性さえあります。

バッテリーがない状態で、なんとかMacBookを起動できたとしても、突然、5年以上前の古いマシンのように思えてくるはずです。

どうしてそうなるかというと、バッテリーがないことをソフトウェアが検知し、プロセッサーをかなりの程度アンダークロック(スローダウン)させるからです。

確かに、バッテリーなしでも動きますし、MacBookを使えないことはありませんが、何をするにもかなりの時間がかかるのでとても快適とは言えません。

Macの場合は、わざわざ試してみる価値はないと言えるでしょう。MacBookのバッテリーを取り外す必要が生じた場合は、性能を十分に発揮させるために、お金を払って新しいバッテリーを取り付けるべきです。

とは言っても、このアドバイスはMacBookだけでなく、すべてのノートPCに当てはまります。バッテリーを完全に取り外してしまうと、マシンの機能の半分が失われてしまうからです。

でも、この記事のテーマは、ノートPCをバッテリーなしで使う「べき」か、ということではありません。そうではなく、使うことが「可能か」を考察しているのです。そして、もちろん使うことは可能です! 

そして、お金を節約したいとか、代わりのバッテリーが入手されるまで待たないとならないとか、あるいは単に面白そうだからなど、どんな理由だとしても、バッテリーなしでノートPCを使おうと考えているのなら、いくつか注意すべきポイントがあります。

バッテリーなしでノートPCを使う方法は?

まず初めに、大原則として、必ずデバイスに付属している純正の電源アダプターを使ってください。バッテリーを外した状態では、メーカーの設定通りに電力が供給されている必要があります。

バッテリーが電力不足を補ってくれないので、供給される電力が想定と少しでも違っていると、マシンは正常に稼働できなくなるリスクがあります

データは必ず「保存」しシャットダウンを「完了」させる

その関連で言うと、電力供給は電源アダプターだけが頼りである以上、マシンに保存されているデータの扱いには細心の注意を払わなければなりません

停電が起きたり、うっかりコードを引っ掛けて電源アダプタがコンセントから外れたりすると、その瞬間に電源が切れ、システム全体がリスクにさらされます。

とにかくひっきりなしに保存しましょう。自動保存機能のあるプログラムを使うようにするとベターです。

また、電源から外す時は、忘れずにシャットダウンを完了させください

ノートPCで作業中に部屋を移動する時には、動作中のノートPCから電源ケーブルを外してそのまま持ち歩くのがクセになっているかもしれませんが、当然ながら、バッテリーを外した場合、そのような使い方はできません。

マシンを移動させる前に、必ず完全にシャットダウンを完了させる必要があります。シャットダウン中に電源から抜いてしまうのはリスクを伴います。

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Source: reddit, YouTube (1, 2, 3)